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スポニチアネックス

 独協大教授で経済アナリストの森永卓郎氏(64)が7日、TBS系「Nスタ」(月〜金曜後3・49)に生出演し、この日死去した漫画家の藤子不二雄A(ふじこ・ふじお・えー、本名安孫子素雄=あびこ もとお)さんを追悼した。

 藤子さんは「忍者ハットリくん」「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」など、70年以上にわたり数々の作品を世に送り出した。森永氏は、「ドラえもん」や「パーマン」などで知られ、藤子さんと長年、コンビを組んだ藤子・F・不二雄さんと比較。「藤子・F・不二雄先生はドラえもん描いた時に『頭にイメージが降ってくる』という天才だったんです。私は、藤子不二雄A先生は努力の天才だと思っているんです」と評した。

 藤子さんは富山県氷見市出身。森永氏は「一生懸命努力して、積み重ねていく、富山県民の典型みたいな方なんですよ。だからそれぞれの作品を一生懸命苦労して作り上げたんだと思うんです」と熱弁した。

 藤子さんの印象深い代表作として、「まんが道」を挙げた。「私がA先生の最大の傑作は『まんが道』っていう本があって、一種の自伝なんですね。こうやって漫画家になっていったんですよと(いう内容だった)。私はものすごく感動して。私、絵が描けないので、絵が描けていたら、私は漫画家になっていたと思います」と、心を揺り動かされた1冊を思い返していた。

 藤子さんはこの日午前、川崎市内の自宅で倒れているところを発見され、死亡が確認された。警察が死因などを調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff665f289e6f1174ec3e106f73cde0fed7cce628