4/2(土) 18:05
デイリースポーツ

古市憲寿氏「日本の核保有議論になりかねない」米国の動向を注視
 
 社会学者の古市憲寿氏が2日、テレビ朝日系「中居正広のキャスターな会」に出演し、米国の動向による“近未来の日本”への不安を吐露した。

 ロシアのウクライナ侵攻が続き、核兵器や化学兵器を使う可能性が示唆されている。さらに、北朝鮮からは弾道ミサイルが発射されるなどしており、核の脅威がより身近になってきている。この日の番組では「ミサイル」についてあらためて特集した。

 MCの中居正広は「核をちらつかせている国が領土を広くできるとか戦争に勝てるってことになると、やっぱりどの国も『核持ってた方がいいね、威嚇になるんだね』っていうのを気づいてしまう今のロシアとウクライナの問題じゃないかな」とヨーロッパだけではなく、世界中の問題になっていると語った。古市氏は現状では在日米軍がいるが、米国は孤立主義に戻りつつあるとコメント。続けて「仮に近未来、米軍基地が撤退しますという風になったときに、日本はどういう道を選ぶか、ですよね」と問いかけた。

 さらに、これまで日本は米軍の軍事力による防衛の下で「平和国家を指向」してきたとし、「いざ、アメリカが撤退した時に『自衛隊を自由軍備にするんですか』とか『核兵器を保有するんですかとか』っていう議論になりかねない」と指摘。「それぐらいアメリカの動向によって、日本の近未来が左右されちゃいますよね」と“米国次第”な状況を説明した。中居は「今ちょっと分岐点というかターニングポイントになりかねないタイミングになってるんじゃないかな」と真剣な表情で語った。

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