3/30(水) 5:15配信
東スポWeb

 性的被害を告発されたベテラン俳優の木下ほうか(58)が所属事務所「カクタス」から契約解消され、無期限活動休止に入った。追跡すると、カクタスの役員に今年2月、芸能界の実力者X氏が就いていたことが分かった。実質クビという厳罰のウラで、木下がX氏の逆りんに触れたという。

「文春オンライン」で2人の女優から性的被害を告発された木下は28日にカクタスから契約解消された。カクタスは文春の告発報道後、コメント発表など対応せずに一貫して沈黙。その上でクビという厳罰を電撃発表したが、空白の5日間≠ノ何があったのか…。

 さかのぼること今年2月、カクタスの役員に、別の芸能事務所で代表を務めるX氏が迎え入れられた。

「X氏はあるタレントを全国区の人気者に育てた手腕で知られます。事務所の代表はそのままで今年2月から、カクタスの役員を兼務するようになったんです」(芸能プロ関係者)

 なぜ、芸能界の実力者のX氏が、木下という名バイプレーヤーを擁するとはいえ小規模事務所でわざわざ役員を務めるようになったのか。それはX氏とカクタスの詫摩大輔社長の経歴にヒントがあった。

「X氏と詫摩氏はかつて同じ事務所でマネジャーを務めた先輩、後輩の間柄。その後、2人はそれぞれ独立しました。旧知の縁があり、X氏がカクタスの役員を務めるようになったんです」(同)

 その矢先に看板俳優の木下に性加害&道が飛び出した。

「X氏も相当、憤慨したと聞きました」(同)

 前記のように、カクタスは告発報道から5日間、沈黙したため、ダンマリを決め込んで無責任だと一部で指摘されたが、「実情は詫摩氏が木下さんに事情聴取≠オたり、X氏と詫摩氏が対応を話し合ったりと水面下で動いていたようです。並行して関係各所に謝罪を行っていました」(同)

 木下は28日、謝罪と無期限活動休止を発表したツイッターの文書冒頭で「事務所と協議していたことでご報告が遅くなり」とコメント。カクタスも声明で「本人と話し合い」、その上で木下と契約解消したと発表していた。

 X氏が代表の事務所に28日夜から29日にかけて複数回取材を申し込み、X氏が木下の契約解消にどの程度関与したかたずねたが、期日までに対応はなかった。

 一連の木下の行為は個人の問題ではなく、芸能界全体のイメージを傷つけることになった。事実上の解雇は事務所側の怒りを表すものだったようだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/0154a3fb28c56d6fe9da920c42a23aac71dca5fe