第94回アカデミー賞の授賞式が3月27日(現地時間)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、「タミー・フェイの瞳」のジェシカ・チャステインが
主演女優賞を初受賞した。

本作は、1970年代から80年代にかけてアメリカで大きな成功を収めたテレビ伝道師タミー・フェイとジム・ベイカー夫妻の波乱万丈の人生を、タミーの
視点から描いた実録ドラマ。

キリスト教福音派のテレビ伝道師として愛にあふれたメッセージを発信するタミー(チャステイン)と、その番組を製作するジム(アンドリュー・ガーフィールド)。
視聴者は熱狂し、タミーは瞬く間に絶大な人気を得て成功を収めるが、金銭的な不正やライバルの陰謀、ジムのスキャンダルなどにより、2人の築いた
栄光は次第に崩壊していく。

チャステインは2006年にアル・パチーノと共演して脚光を浴びた舞台「サロメ」を見たテレンス・マリックに、「ツリー・オブ・ライフ」(11)の主要キャストに
抜てきされる。以降、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(11)でアカデミー賞助演女優賞、「ゼロ・ダーク・サーティ」(12)で同主演女優賞にノミネートされ、
「インターステラー」(14)や「オデッセイ」(15)などの話題作で活躍してきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e876be3ffb012f48eb17dfd28823a7e9429cd4f