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 映画監督の青山真治さんが21日、死去した。享年57。25日、所属事務所が公式サイトで公表した。

 サイトでは「かねてより入院加療中のところ令和4年3月21日 午前0時30分、享年57歳にて永眠いたしました。本来ならば早速お知らせ申し上げるべき処でございましたが、ご通知が遅れました事を深くお詫び申し上げます」と伝えた。

 また、「新型コロナウィルス感染症の拡大防止を踏まえ、葬儀につきましては近親者のみで家族葬にて執り行いました」とした。後日、お別れの会を予定する。

 青山さんは1964年7月13日生まれ、福岡県北九州市出身。立教大学で黒沢清監督らとともに蓮實重彦氏らに師事し“立教ヌーヴェルバーグ”と呼ばれる自主映画ムーブメントの一役を担った。

 95年にVシネマ『教科書にないッ!』で監督デビューし、翌年に初の長編映画『Helpless』で高く評価された。2000年『EUREKA』はカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞。翌年、同作のノベライズ小説『EUREKA』で第14回三島由紀夫賞も受賞するなど、執筆・評論活動でも知られた。

 このほか、『Helpless』『EUREKA』に続く北九州サーガ三部作『サッド ヴァケイション』(07年)や、『東京公園』(11年)、『共喰い』(13年)などを監督し、長編最新作は『空に住む』(20年)。

 プライベートでは、『月の砂漠』(01年)で出会った女優・とよた真帆(54)と02年に結婚した。

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