2022年3月18日
まいじつ

『エルデンリング』大ブームでもPS5は爆死…売上データが残酷すぎる

現在ゲーム業界では、新作アクションRPG『エルデンリング』が驚異的な売上を記録している模様。当然、同作に対応しているゲーム機は多大な恩恵を受けていることだろう…と思いがちだが、海外の売上データは意外な結果を示しているようだ。

なぜかスイッチがハード売上1位?

先日、世界的な調査会社『NPDグループ』が、アメリカのビデオゲーム売上に関する最新のデータを発表。これによると月間ソフト売上と2022年の年間売上の両方で、「エルデンリング」がトップの売上を叩き出しているという。

またゲーム業界に詳しい海外の著名人・Benji-Sales氏も、ツイッター上で「エルデンリング」の売上について言及。北米において「エルデンリング」は、発売後わずか1カ月で『ファークライ6』や『バトルフィールド 2042』、『バイオハザード ヴィレッジ』といった大作ゲームの収益を大きく上回ったようだ。

「エルデンリング」の売上は、まさに覇権レベル。しかし前述の「NPDグループ」の調査によると、2月のハード売上高・販売台数は共に『ニンテンドースイッチ』が1位という結果だった。そして『Xbox Series X/S』が2位と続き、『PlayStation 5』は3位に…。

つまりは「エルデンリング」に対応しているハードを、非対応の「ニンテンドースイッチ」が上回っている形だ。

ブームの恩恵を活かしきれないハード

頼みの綱であるはずの「エルデンリング」が売れても、「ニンテンドースイッチ」より売れなかった最新ハードたち。とくに3位に甘んじた「PS5」については、《頼みのエルデンでもこれじゃPSはもう死んでるな》《最終売上もPS5は箱に負けるかもな》《そもそもエルデンPSでやってるやついんの?》などと言われてしまっている。

ちなみに「PS5」と「Xbox Series X/S」が“エルデンバブル”に乗り切れなかった理由は、やはり在庫不足だと考えられている。実際に「NPDグループ」の報告でも、2月に「PS5」と「Xbox Series X/S」が深刻な供給不足に陥り、売上にブレーキがかかったことが指摘されていた。その影響もあってか、ハードウェア市場全体の売上高も、前年同月比で27%も減少しているという。

「そもそもPS5が買えない」という問題を抱えているのは、日本だけではない様子。このまま海外でも、「ニンテンドースイッチ」の一強状態になってしまうのだろうか…。

https://myjitsu.jp/enta/archives/101830