【映画】オープンカーにサングラス姿。高倉健の金田一耕助は都会的だ!――春日太一の木曜邦画劇場 『悪魔の手毬唄』 [朝一から閉店までφ★]
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春日 太一 2時間前
source : 週刊文春 2022年3月10日号
前回も述べたが、昨年から東映ビデオが旧作邦画を立て続けにリリースしている。しかも、これまで観る機会の少なかったマニアックな作品ばかり。実にありがたい。
今回取り上げる『悪魔の手毬唄』も、そんな一本。名探偵・金田一耕助が活躍する横溝正史の同名ミステリー小説を映画化した作品だ。
原作小説や本作の後に市川崑監督=石坂浩二の金田一というコンビでの傑作映画を既にご覧になっている方からすると、「既に犯人を知っているから――」と敬遠されてしまうかもしれない。が、実はそうした方でも大いに楽しむことができるのである。
というのも、舞台の地名が「鬼首(おにこうべ)」、そこでは二つの豪家が対立していること、そして底なし沼があること、事件にはこの地に古くから伝わる手毬唄が関わっていること――原作準拠なのはそのくらい。あとは何もかも異なっている。
なにせ、犯人だけでなく被害者の設定も、原作と全く違う。原作で犯人だった人物は登場すらしない。そのため、「新しいミステリー作品」として触れることができるのだ。
最も極端なのは、ご当地出身の人気歌手の設定。役名や出自からして原作から変更されていたりするが、それだけではない。原作では最後まで生き残るのに対し、本作では冒頭でいきなり殺され、それが物語の発端になっている。
その後に次々と起きる連続殺人事件でも、被害者たちは原作と全く異なる。それでいて物語展開は無理なくできていて、「強引な脚色をしている」という感がまるでない。それが渡辺邦男監督の過不足ないテンポの速いリズミカルな演出に乗って進められていくため、ハラハラした緊迫感とともに楽しむことができる。
そのため、市川崑版を強く愛している身からしても、全く腹は立たない。ここまで違っていれば、全くの別ものとして触れることができる。
金田一がオープンカーにサングラス姿で颯爽と現れるのも、後の石坂浩二版のむさ苦しさを先に知る身としては意外性十分。しかも、それを演じるのは高倉健。これも後の「寡黙で武骨な健さん」のイメージが先に定着していたため意外に思えるが、この時はこうした都会的でスタイリッシュな役が多かったりする。
こうした「後の姿を先に知っている側からすると意外に感じる」といえば山本麟一もそう。百戦錬磨のタフネスという印象が強いが、本作ではボンボンの役。後のイメージに連なる厳つい面相と青臭いセリフとのギャップが楽しい。
一本のミステリー映画としても、「後」との比較をしても、十分に堪能できる作品だ。よくぞソフト化してくれた。
https://bunshun.jp/articles/-/52462 高倉健の金田一耕助みた事あるけど
面白くはなかった どうせ東映チャンネルじゃないと見れないんだろ知らんがな 石坂浩二>>>>西田敏行>>>>>古谷一行>>>>>>>>>>>他 金田一耕助
・片岡千恵蔵 1947〜1954
ソフト帽にネクタイ、トレンチコート
巧みな変装術、ピストルの名手、
女性の助手を連れている
・岡譲司 1952〜1957
背広の二枚目スタイル
・池部良 1956
背広の二枚目スタイル
・高倉健 1961
短髪にジャケット、
サングラスというラフな姿で、
年代物のオープンカーに乗って現れる ・中尾彬 1975
愛煙家で、ジーパンの
ヒッピー風スタイルで登場
・石坂浩二 1976〜2006
着物に袴、経費にこだわる
(石坂以降の金田一は煙草を吸わない)
・渥美清 1977
麦わら帽子、腰に手ぬぐい、
くたびれたジャケット
コミカルな面は排除され、
謹厳な学者のように事件を解説する金田一
・愛川欽也 1977
背広 twitterで40過ぎてリア充宣言した人だっけ? >>10
今やっている大河ドラマに生きている人は居ない。 ・古谷一行 1977〜2005
原作通りの姿による金田一耕助
・西田敏行 1979
ボサボサの髪にお釜帽、
くたびれた着物に襟巻き
・小野寺昭 1983〜1990
着物に袴
・中井貴一 1990
蝶ネクタイに丸眼鏡、ハンチング帽
女性の助手(松本伊代)を連れている
眼鏡をかけた金田一は中井が初
・片岡鶴太郎 1990〜1998
熱血漢風で、アクション多め 横溝の小説では一番出来がいいんじゃないか
ただタイトルがジジ臭かったから内容ほど人気が出ない作品 山崎努の田治見要蔵が唯一無二すぎて八つ墓村は渥美清版が最高位なんだよなぁ >>1
健さんって神格化されてるわりに意外と駄作に出まくってね? >>26
そもそもアレは金田一がオマケで山崎努を見るための映画 >>27
終始謎のポップなBGMが流れる君よ憤怒の川を渡れは変だったなあ
新幹線大爆破もそれほどじゃないし、野生の証明も駄作
昭和後期でもう前時代の任侠映画の人で時代がもて余してたね 何だBSで放送してくれるんじゃないのか
しょっちゅう高倉健特集やるけど毎回同じ様な作品だから期待しちゃったよ >>24
市川崑の金田一はコンビニの三色団子みたい
色味は違うけど味は一緒
いや好きですけどね 金田一耕助 ★=シリーズ継続中
片岡千恵蔵1947〜1954
岡譲司 1952〜1957
河津清三郎1954
池部良 1956
高倉健 1961
船山裕二 1962
金内吉男 1969
中尾彬 1975
石坂浩二 1976〜2006
渥美清 1977
愛川欽也 1977
古谷一行 1977〜2005
三船敏郎 1979
西田敏行 1979
鹿賀丈史 1981
小野寺昭 1983〜1990
中井貴一 1990
役所広司 1990
片岡鶴太郎1990〜1998
豊川悦司 1996
上川隆也 2002〜2003
稲垣吾郎 2004〜2009
長瀬智也 2005
山下智久 2013〜2014
池松壮亮 2016〜★
長谷川博己2016
加藤シゲアキ2018〜2019
吉岡秀隆 2018〜★ 東映チャンネルで見たことあるけどそんな面白くもないよ >>2
>>11
あのラストシーン大好き
さりげないやり取りでちょっと切なくて 見立て殺人だっけ
コミカライズされたやつもあったな >>36
明智小五郎も初期は金田一みたいなむさ苦しい変人だった サングラスとオープンカーで乗りつけられるような鬼首村なのか? 毒殺された爺ちゃんが精力剤にサンショウウオ呑んでるようなど田舎だぞ >>30
新幹線大爆破は東宝に撮らせれば高倉氏が生きたかも >>29
やってたなドラマだったっけ?稲垣吾郎もやってた 健さんが演じた佐々木小次郎はカツラがあっていないのか、終始浮いた感じで終わってしまった… >>35
あのシーンの編集、市川崑監督は全く意図せずにああなったという話を聞いて驚きました。 他の役者 役に合わせる
高倉健 役を自分に合わせる >>49
古谷一行は昔の連ドラは神だけど
長時間ドラマは微妙だし、映画(金田一耕助の冒険)は糞だった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています