高校野球ドットコム2022.02.12
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 2021年は春秋リーグを制し、全日本大学選手権でも優勝を果たし3冠を獲得。大学球界屈指の強豪校として全国に実力を示した慶応義塾大。2022年は新主将に下山 悠介内野手(慶應義塾出身)が就任し、再び2022年シーズンを迎えようと準備を進めている。

 慶應義塾大の過去3年間の入学者で、高校3年間でセンバツ出場時のメンバーだった選手たちを今回は見ていきたい。

 春に新3年生に進級する2020年入学組では、11人がセンバツの舞台を経験した。8人が慶應義塾から進学してきたメンバーだが、大学代表監督も務めた善波 達也氏の息子である善波 力捕手、さらに大学代表候補にも名を連ねている廣瀬 隆太内野手が試合出場を果たした。試合には出場しなかったが、駒形 凌投手らがベンチ入りしていた。

 その他、米子東(鳥取)のエースだった森下 祐樹投手や、静岡高の齋藤 來音外野手がセンバツの舞台を経験した。

 1学年後輩にあたる2021年入学組は2人。富岡西(徳島)のエースだった浮橋 幸太投手は、2019年のセンバツに出場した。慶應義塾大には1浪しての入学になったが、大学野球2年目となる2022年からブレークとなるか楽しみだ。

 静岡高OBの藤田 大和外野手と合わせて新2年生は2人だけ。そして4月から入学する1年生は、センバツを3年間で経験した選手がいなかった。

 ただ夏の甲子園に出場した高松商・坂中 大貴投手、そして前橋育英・外丸 東眞投手。さらに前田智徳氏の息子である前田 晃宏投手など力のある選手が入学予定である。

 過去3年間でセンバツを高校野球3年間で経験したのは13人だったが、彼らを中心に慶應義塾大が再びリーグ戦でも活躍するのを楽しみにしたい。