2/21(月) 13:01
スポーツ報知

安藤美姫さん、ワリエワ問題で「一つ言えるのは、彼女にはなんの責任もないのかなと思ってます」

 21日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜・午前11時55分)では、昨年12月のドーピング違反が判明しながら北京五輪で出場継続が認められ、フィギュアスケート女子シングル暫定4位だったカミラ・ワリエワ(15)=ROC=が20日、モスクワ市内で練習を再開したことを報じた。

 今回のドーピング問題について、プロフィギュアスケーターの安藤美姫さんは「一つ言えるのは、ワリエワ選手にはなんの責任もないのかなと思ってます」と発言。「(ワリエワに)ドーピングの知識はありました。ジュニアの頃からトップ選手でやっているので、ドーピングがある、違反になるお薬があることは十分に理解していたと思います。ジュニア・チャンピオンにもなっているので」と続けると「知識があるからと言って、じゃあ、薬の名前とかをきちんと覚えて自分で管理できるかと言ったら、そうではなくて、私もドーピングというものを知っていたけど、15、16歳なんかまだ母が管理して、きちんと判断して薬も一つ一つ調べて飲ませてくれていたというのがあったので、やっぱり今回の件に関しては、どういう形で彼女の体内に入ったか、どういうケアをちゃんと周りがしていたかというのが大きな問題だったのかと思います」とした。

 さらに「その後、CAS(スポーツ仲裁裁判所)が決めたことに従って出場したワリエワ選手が責められることではなくて、どういう風に私たち大人が守るかということに問題があったのかなと思います」と話し、「(出場には)ロシアの風が強かったのかなと思います。『なんで出場できないんだ、検出されたのは12月だろ』となって、その新しい問題に彼女が巻き込まれていたのかなって。いろいろな重圧の中でどちらにしろ彼女は背負わなきゃいけなかったというのと、一番は彼女の意思を聞くべきだったと思います」と続けた。

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