北京五輪日本選手団の伊東秀仁団長は13日、北京市内で中間報告会見に臨み、12日に行われたスピードスケート男子500メートルで、日本選手の組で相次いだフライング判定について言及した。

 日本からは新浜立也、森重航、村上右磨が出場。銅メダルを獲得した森重、金メダル候補だった新浜が登場した最終2組では、いずれも1度目のスタートがフライング判定となっていた。直後に流れたスロー再生映像からも、ピストルが鳴ってから選手が反応していたことで疑問の声が挙がっていた。

 新浜は2回目のスタート直後のミスで出遅れてまさかの20位。ただ、フライング判定について言い訳などは一切しなかった。疑問の声について問われた伊東団長は「それは、スターターが判断することなので、残念ながら私にコメントできることではありません。選手からも、何も(意見は)出ていません。それは結果論なので。森重選手は見事に銅メダルを取りましたし、新浜選手が(2回目の)スタートは自分のミスなので。それはしょうがないと思う」と語った。