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 2月10日、「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022(以下ワールドカップ)予選」、日本対カナダがおおきにアリーナ舞洲(大阪府大阪市)で行われた。

 9月にオーストラリアで開幕するワールドカップへの出場権をかけたこの試合、日本は馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)、渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)、林咲希(ENEOS)、宮崎早織(ENEOS)、赤穂ひまわり(デンソーアイリス)がスタート5を務めた。

 宮崎の連続得点で先制した日本、その宮崎からゴール下の渡嘉敷にパスが入り、いおきなり6−0とリードを奪取。その後もベンチスタートの山本麻衣(トヨタ自動車)が3ポイントシュートやオフェンスファウルを奪うなど攻防に活躍する。しかし、カナダは内外にバランス良く加点。最初の10分は15−17で終了した。

 第2クォーター、日本はタフショットを強いられ、なかなか点数を挙げることができない。その間、カナダにリードを広げられ、開始4分過ぎには10点ものビハインドを背負うことに。中盤には渡嘉敷がオフェンスリバウンドでハッスルする場面もあったが、カナダのペースを崩すことができず、前半を23−40で折り返した。

 後半に入り、日本はディフェンスのプレッシャーを高めて反撃を開始。すると山本から渡嘉敷への速攻が決まり、追撃の狼煙を挙げる。さらにディフェンスからオフェンスへの切り替えを早くして、日本はペースをつかもうとした。終盤、宮崎がドライブからバスカン、馬瓜が3ポイント、フリースローを決めて、点差を9に詰めて最後のクォーターへ。

 日本は山本の3ポイント、ドライブでさらに点差を縮めていく。さらに馬瓜が受けたアンスポーツマンライクファウルのフリースローを2本決めて5点差に。その後、三好南穂(トヨタ自動車)の3ポイント、馬瓜のゴール下でついに同点に追いつく。日本は残り3分6秒、赤穂のジャンプシュートで67−65と逆転。その後、リードチェンジを繰り返す展開となるが、最後は日本が守りきって延長に。

 延長戦に入り、流れは追いついた日本に。開始から赤穂のドライブ、山本から渡嘉敷へのゴール下、三好の3ポイントが決まり80−75とリードを5点に。さらに赤穂の3ポイント、馬瓜のバスカンが決まりリードを広げる。日本はその後もディフェンスを緩めず試合終了。86−79で逆転勝ちを収めた。

個人スタッツでは馬瓜がチーム最多の18得点をマーク。赤穂が15得点、渡嘉敷が12得点、ベンチスタートの山本も12得点と勝利に貢献した。日本は2月13日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナと対戦。ティップオフは18時の予定だ。

■試合結果
日本 86−79 カナダ
日 本|15|8|23|27|13|=86
カナダ|17|23|14|19|6|=79