北京オリンピック第3日は6日、ノルディックスキー距離(クロスカントリー)でクラシカル走法とフリー走法で半分ずつ走る男子距離複合30キロが河北省張家口の国家距離センターであり、初代表の3選手が出場した日本勢は、馬場直人(中野土建)の35位が最高だった。広瀬崚(早大)は41位、山下陽暉(自衛隊)は周回遅れでタイムなしの53位。アレクサンドル・ボルシュノフ(ROC)が初の金メダルを獲得した。

 長い距離を得意とする25歳の馬場にとって、苦いオリンピック初レースとなった。序盤に他の選手と接触して右のストックを折り、交換までに「体力を使いすぎてしまった」。前半15キロクラシカルは44位で折り返し、得意の後半フリーで順位を上げたが「出遅れて話にならない」と振り返った。

 標高が高くタフなコースに、前回平昌五輪で金メダル3個のヨハンネスヘスフロト・クレボ(ノルウェー)が40位に沈む様子を目撃し、「トップ選手もきつそうで同じ人間なんだなと感じた」のは小さな収穫だ。8位入賞を目指す19日の50キロフリーに向け「オリンピックはそうそう甘くない」と気を引き締め直した。

2/6(日) 19:21配信
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