カムカムエヴリバディ:3代目ヒロイン川栄李奈、英語でパニックに 半年前からレッスン重ね「26年間で一番勉強しています」
2022年02月04日 MANTANWEB
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演する川栄李奈さん(左)と本郷奏多さん (C)NHK
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※以下、未放送の内容を含みます。


 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月〜土曜午前8時ほか)で、3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈さんと、ひなたの心をかき乱すことになる大部屋俳優の五十嵐文四郎役の本郷奏多さんが、このほど取材に応じた。ドラマのテーマとなる英語で「パニックになった」という川栄さんに、「ひなた編」への意気込みなどを聞いた。

 ◇ひなたと文四郎の恋模様は「現代に近い」

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

 川栄さんが扮(ふん)するひなたは、父・錠一郎(オダギリジョーさん)の影響で時代劇が大好きなヒロイン。侍に憧れている。やる気になるとがぜん燃えるが、地道な努力が苦手で三日坊主、何をやってもうまくいかず挫折の繰り返しという性格だ。本郷さんは、そんなひたなと出会う、若き大部屋俳優・五十嵐文四郎を演じる。

 これまで今作は、安子と稔(松村北斗さん)、るいと錠一郎による2世代の劇的な恋愛が話題になってきた。当然、ひなたと文四郎との恋模様にも期待がかかるが、川栄さんは「ひなたと五十嵐は淡い恋というよりも現代に近い」といい、「夏祭りのシーンが安子さん、るいさんにもありましたが、ひなたにも出てきます。3世代のつながりを感じられるシーンになっています。そこぐらいじゃないですか、キュンキュンするのは……」と笑う。

 本郷さんは「時代が現代に近づき、安子さんは古き良き日本人女性という感じでしたが、ひなたは前に前に出てくるタイプ。ヒロインのキャラクターの違いも楽しめると思います。五十嵐も、稔さんのような好青年や、ジョーさんみたいな不思議な魅力がある感じとも違い、不器用で子どもっぽい男。お相手役もキャラクターが違うので、2人の掛け合いを楽しみにしてほしいです」と見どころを説明する。

 ◇長続きしないひなた「自分を見ているよう」

 ひなたは、何をしても三日坊主で投げ出してしまうという少し不器用なキャラクター。川栄さんは、役どころを「見ていて応援したくなるような娘で、一生懸命頑張るけれど、なかなかうまくいかないので、背中を押してあげたくなるヒロインだと思います。回が進むごとに、ひなたの魅力が増していくんじゃないかなと思っています」と紹介し、「何をやっても長続きしないというのも、自分を見ているようで、すごくやりやすいです」と語る。

 本郷さんは「いつもすごいと思って、川栄さんを見ています。香盤表(撮影のスケジュール表)を見ていても、いつもひなたがいる。あれだけのせりふを入れているのに、最近は英語のせりふもたくさんあるじゃないですか」と語ると、川栄さんは「英語が始まってきて、もうパニックですね」と苦笑いを浮かべていた。