2/3(木) 5:15配信
東スポWeb

粗品(左)とせいや。2人ともコロナに感染した(東スポWeb)

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、1月31日に放送されたTBSのトークバラエティー番組「霜降りミキXIT」(月曜午後11時56分)が、TBS局内で物議を醸しているという。レギュラーメンバーにコロナ感染者が続出しているにもかかわらず、感染対策がユルいというのだ――。

 同番組は霜降り明星の粗品(29)とせいや(29)、ミキの昴生(35)と亜生(33)、EXITのりんたろー。(35)と兼近大樹(30)という「お笑い第7世代」の3組6人による冠番組として、2020年6月からスタートした。

 ただ、番組レギュラーメンバーに新型コロナウイルスの感染者が続出した。まず昨年1月には昴生の感染が発表された。その後はしばらくなかったが、今年に入って感染拡大が広がると、1月には兼近、粗品、せいやが次々と感染したことが発表された。

 実にレギュラーの6人中4人が、コロナ感染を経験した。もちろん、この番組の収録によって感染したと特定されているわけではないが、緊急事態であることに変わりはない。

 そうした中、TBS局内で物議を醸しているのが1月31日放送回だ。収録は1月中旬、TBS局内(東京・赤坂)のスタジオで行われた。

「これは兼近さんの感染が発表(同月10日)された後で、兼近さんと濃厚接触者となったりんたろー。さんは収録を欠席した。それだけに万全の感染対策を施して収録するかと思いきや、ユルいと言われても仕方のない感染対策でした」(TBS関係者)

 スタジオでは粗品がMCを務めた。EXITのピンチヒッターということか、おいでやす小田(43)とインディアンスの田渕章裕(36)ときむ(34)がゲスト出演し、せいや、昴生、亜生とともに6人でひな壇に座った。

「ひな壇にパーテーションはありませんでした。収録が進むにつれて6人はテンションが上がり、ひな壇から立ち上がってウロチョロしながら大笑い。さらに激スッパロシアンルーレット≠ニいう企画では、めちゃくちゃすっぱい緑茶でロシアンルーレットをして、当たったきむが飲んで口から吐き出した。他のメンバーは『きたねぇ!』と大はしゃぎで…」(同)

 この収録の影響かどうかは定かではないが、収録後の24日には、粗品とせいやの感染が発表されている。疑問視されているのはレギュラーたちのはしゃぎぶりというより、番組サイドの対応だ。

「どう感染対策するかは番組サイドが決めること。出演者に罪は全くないが、『霜降りミキXIT』スタッフ側の感染対策が疑問視されています」(同)

 報道番組や情報番組では新型コロナを伝える手前、スタジオではパーテーションを設置したり、リモート出演を増やしたりするなど、厳重な感染対策を施している。

「それはバラエティーも同様です。他局のトークバラエティーでは『アメトーーク!』(テレビ朝日系)がスタジオでパーテーションを設置しています」(同)

 2日には、いずれも過去最多となる全国9万4908人、東京2万1576人の感染者が確認されるなど、コロナの感染は拡大する一方なだけに、「感染対策がお粗末」と言われても仕方がないだろう。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/4a896ce42c9399deb667e63a5064d44297474078