>>344
ウォーホルは最大限誰もが知ってる物どこでも目にする物を素材とする
毛沢東やマリリンモンローのポートレートはその人物の最も有名なピンナップであり
キャンベル缶はアメリカ人なら知らない者はいない日清カップヌードル的な存在
最初から描かれている造形がウォーホルの創作物ではないと周知されているところから始まっている
ウォーホルは大量生産大量消費時代のカリカチュアでありアイロニーとして
これらを工場のような自身の工房で労働者を雇い大量に生産して世に送り出した
つまりウォーホル作品の主題は二次元造形物そのものではなく
創作工程や流通までも含めたインスタレーションと解釈するのが近い
絵画そのものを創作活動の全成果として呈示する絵描きとはまったく違う