テニスの全豪オープンの女子シングルス3回戦が21日、メルボルンで行われ、世界ランキング14位の大坂なおみ(24)が同60位のアマンダ・アニシモバ(20、米国)にセットカウント1−2で敗れる波乱があり連覇達成を逃した。
 大坂は第1セットを奪う快調なスタートを切ったが、第2セットは「サーブに助けられた」と試合後にアニシモバが振り返った勢いのあるサービスに苦しみ落とした。第3セットでは大坂は2度のマッチポイントを決めきれずタイブレークに突入する激戦となり、6−4,3−6、6−7(5−10)で初顔合わせとなる若手選手に敗れた。
 大坂は会見に応じて「負けたが誇りたい。私は神様じゃない。全ての試合に勝つことはできない」と涙も見せずにしっかりとした口調で語った。海外メディアは、連覇を逃した大坂の敗退を大きく取り上げた。

敗戦にも落ち込まず自らのプレーに満足していた
 米CBSスポーツは、「大坂の豪州でのタイトル防衛の戦いが終わる」と報じた。
 記事は「大坂はアニシモバを倒すチャンスが多くあったが、決めることができなかった。第3セットにマッチポイントを決める機会を2度得たが、ポイントを取ることができなかった」と指摘。
「敗退はしたが、大坂の試合後の機嫌は悪くなく、自らのプレーに満足していた。昨年の全米オープンからメンタルヘルスのケアに取り組むために休養を取って以来、今回は、2つ目の大きな大会だった。全豪オープン2度の覇者(大坂)は『2022年のグランドスラム大会はすべてプレーする計画でいる』と語った。彼女にとって次(のメジャー大会)は5月の全仏オープンとなる」と、敗戦の中にも手応えを得た大坂が次戦の全仏オープンに照準を合わせていることを伝えた。
 英ガーディアン紙は「前年覇者の大坂、全豪オープンで敗退も落ちこまず」との見出しを取り、大坂の3回戦敗退を報じた。
 記事は、「大坂は、無名の相手にグランドスラム大会の3回戦で敗れたことを、この先数か月、数年と何度も思い返すことになるかもしれない。彼女はすべての記事の見出しに苦悩して、あらゆるフィードバックを次の試合に持ち込むことになるかもしれない」と、敗戦のショックを伝えた。

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