0001愛の戦士 ★
2022/01/17(月) 09:32:44.27ID:CAP_USER9【あの人は今こうしている】
デューク更家さん(ウオーキングトレーナー/67歳)
両手を伸ばして頭の上で手のひらを合わせ、体をしならせながら歩く……。独特なウオーキングパフォーマンスで一世を風靡した。本日登場のデューク更家さんだ。都内とモナコの高級住宅地に自宅を持っていることでも話題になったが、新型コロナ禍が続く中どうしているのか?
◇ ◇ ◇
「今日は、エレガントなウオーキングレッスンをします。胸を張り顎を少し上げるだけで背筋が伸び、姿勢よく見えるんです」「大切なのは歩く距離や時間ではなく、どのように歩くか? 質が重要です」
埼玉県越谷市のショッピングモール「イオンレイクタウンmori」。イベントスペース・木の広場では更家さんのモールウオーキングレッスンが行われていた。
60人ほどの参加者は全員マスク着用。60代前後が中心で、男女比は2:8だ。
レッスンは2時間。両手を上げて歩くトルソーウオークだけでなく、肘を上げたり肩甲骨を意識して歩くなどさまざまなバリエーションがあり、更家さんは休憩を挟むもののずっとしゃべりっぱなし。モナコ生活や欧州の子育て事情、軽妙な関西弁の親父ギャグを交え、参加者からは笑みがあふれる。
「イオンモールさんでモールウオーキングレッスンを始めて12年ほどですね。今では越谷のほか、私の弟子が青森県から愛媛県まで全部で11カ所のイオンモールで開催しています」
インタビューは日を改めて都内で。前日は岡山市でイベントがあり、帰京したばかりだった。
「ウオーキングに取り組み出したきっかけは、母が肝硬変で1991年に亡くなったことです。担当医から『なるべく歩きなさい』と言われ、その通りにしたら歩き過ぎが原因で骨折して車椅子生活。それからわずか半年、でした」
最終学歴は大阪経済大経営学部卒だが、高校は保健体育科。健康や体づくりについての基礎知識があった。
「ちょうどファッションショーの演出、プロデュースをするようになった時期でもあったので、研究にはもってこいの環境」
そして運動生理学だけでなく、気功、各種武道、ヨガ、バレエ、ピラティス、呼吸法などの“いいトコ取り”で生まれたのが独自の「デュークズウオーキング」だった。
「『1日1万歩』と言う専門家もいますが、姿勢が悪ければ、筋肉や関節に負担がかかるだけ。正しい姿勢、歩き方、呼吸法を知れば、極端な話、1分でも大丈夫。ビジネスパーソンなら、背筋を伸ばして椅子に座り、肘を90度に曲げて左右の腕を上下に振るだけでもいい。その時に『シュッ、シュッ』と声に出して息を吐けば心肺機能のアップにもなります」
更家さんが生まれたのは1954年4月10日。熊野灘に面する和歌山県新宮市に、姉3人の4人きょうだいの末っ子として生を受けた。
「偏屈な理容師だった父を旧制高等女学校卒の朗らかな母が支えていました。ルーツはお公家さんを護衛する武士で、僕で10代目。代々修験者と祖父から聞いています」
芸名の“デューク”は、公家に縁がある家系と外国人の友人に話したところ、「じゃあ公爵がいい」とのことで使うようになった。
「ゴルゴ13の模倣ではありません。アハハハハ」
■“第二の自宅”モナコとの往来ができず
現在も都内とモナコに自宅があるが、奥さんと愛娘2人は英国・ロンドン在住だ。
「長女が一昨年、英国人と結婚しまして、次女はロンドンの大学に在学中。新型コロナのため、以前のように気軽に往来できないのが悩みの種です」
最近テレビ出演が減っているが?
「オファーはあるんです。でもバラエティー番組でイジられるだけだと、ウオーキングの本質が誤解されかねません。企画次第なんですよ」
全国各地に弟子は約1000人。更家メソッドの普及にあたっている。
「100歳まで自分の足で歩く『ぴんしゃんウオーキング』を提唱し、歩くことで道徳を教える『歩育』、神社仏閣で安寧を祈念する『ウオーキング奉納』を続けてきました。最近は自治体とウオーキングアプリが提携し、医療費削減を目指すイベントも増えています。詳細は公式HPを」
なお、イオンレイクタウンmoriでのモールウオーキングレッスンは毎週金曜日。更家さん直伝の特別レッスンは、次回が1月24日午前10時から、参加料は300円だ。
(取材・文=高鍬真之)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e54bb6e7bfd6b6815b5581696d26f370499b41
デューク更家さん(C)日刊ゲンダイ
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