「どうして、私の名前が出るの?私は大物組長の情婦になんて、いっさいなっていないし、
事実無根の情報を管理ミスで流出させた警察は、酷すぎますよ……」
 各紙誌に“大物組長の情婦”と名指しされたことに対し、女優・嘉門洋子(27)は現在、
周囲に涙ながらに反論しているという。
 嘉門は、96年にドラマ『青龍伝説』でデビューするや、そのグラマラスなボディが注目され、
翌年には、「フジテレビビジュアルクイーン」に選出される。
 その後は、グラビアアイドルとして一躍、人気者となり、現在では女優に転身し、
活躍の場を広げている。
 「当初、嘉門の名前が“イニシャルK”でマスコミに報じられたのは、警視庁の捜査資料、
実に1万件が、6月12日、北沢署地域課の巡査長(26)の私物パソコンから、
インターネット上に流出していたことが発覚したためです。」(全国紙社会部記者)
 原因はファイル交換ソフト“ウィニー”の使用によるウイルス感染だった。
 「特に問題とされているのは、指定暴力団の2次団体の詳細な名簿データが含まれて
いたこと。
 作成時期は02年とされていますが、その関係者名簿の中に、“大物組長の情婦”として、
嘉門の名前が実名で書かれていたんです。このため、各紙は“大物組長の情婦は、
アイドル女優のK”と書き立てました」(前同)
 しかし、嘉門が周囲に語るとおり、“大物組長の情婦”との情報が、まったくのデタラメで
あれば、単なる情報管理ミスだけでは済まされず、警察の責任は、あまりにも大きいと
いえそうだ。
 「“これじゃ、もう、なんにも信用できない。心外よ”――嘉門は警察不信になっていて、
怒りは相当なものですよ」(嘉門をよく知る芸能関係者)