家田荘子について


●新聞記事(翻訳)
「ニューヨーク市民、『イエローキャブ』の著者を捏造者と呼ぶ New York Residents Call ‘Yellow Cab’ Author a Fraud」
1993年6月8日
https://inochi-life.net/archives_author_fraud-j.html


最も激しく非難しているのは、長年ニューヨーカーとして生きてきた人たちであり、中には『イエローキャブ』の制作のために家田に直接協力したと言う人もいる。

その一人が、ニューヨークの5番街にある旅行会社のオーナー、アラン・E・村上(56)だ。

「彼女の著書に出てくる『イエローキャブ』という言葉は、特に日本人の中では全く使われていない」と、アメリカ在住32年の村上は電話インタビューで語っている。 「なぜ今になってあの本が出てきたのか疑問だ。(家田は)イエローキャブのような人と言うが、私には誰のことだかわからない」。

家田の本名は京子アレキサンダーという。彼女は、『イエローキャブ』という言葉は、ニューヨークで人気のある表現で、日本人女性を表現しており、悪名高いニューヨークのタクシーのように、簡単に乗せてくれる、つまりすぐに誘いに乗るという意味だと説明する。そして、その相手のほとんどがアフリカ系アメリカ人の男性であると、彼女は本の中で書いている。 しかし、この本が出版される前のニューヨークでは『イエローキャブ』という言葉はほとんど知られていなかったと批判する人もいる。

自身の経験から、彼はニューヨークの日本人女性がドラッグやセックスでトラブルに巻き込まれる深刻なケースは「100人に1人くらい」と推測している。そして彼は『イエローキャブ』と後の彼女の作品でハワイを舞台にした「リゾート・ラバー」は、どちらも美化された「ポルノ小説」であり、「海外に滞在している日本人を非常に侮辱的している」と述べた。