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『紅白』は「うまくいった」、『大河』はまだ第1話なのに「順調」…NHK前田会長の“ズレすぎ会見”に視聴者も苦言
2020年7月、本誌は前田会長に「BS受信料未払い疑惑」を直撃している
 NHKの前田晃伸会長が1月13日、東京・渋谷の同局で定例会見をおこなった。同会見での『第72回紅白歌合戦』と、新大河ドラマ『鎌倉殿の13人』についての言及が話題を呼んでいる。

 『紅白』の視聴率はビデオリサーチ調べで34.3%(第2部・関東地区)と、同社が同地区で調査を始めた1962年の第13回以来、過去最低となった。

「『紅白』は“その年のヒットした曲”をもとに人選されますが、『若者シフトに意味はあるのか?』という声がこれまでも多く上がっていました。それに加え今年は、番組を観ているコア層であろう年配者がついていけないという指摘が顕著でしたね。それが数字にも現われているのでしょう」(テレビ誌ライター)

 この結果について、前田会長は会見でこう語った。

「確かに最低。ただ、これまでも視聴率だけでないと申し上げているように、いろいろな媒体で観られている。単純な視聴率だけでは判断できない。実際に手段が多様化しているのは事実。どんな長寿番組でもマンネリ化すると、つまらない」

 確かにそうだが、前出のライターが言うように、『紅白』の“問題点”が上がっていることも事実。だが、会長は最後に、コロナ禍が完全に収束していない時期での開催でも無事に終了したことも踏まえ、「(『紅白』は)うまくいってよかった」と総括した。

 そして、話題は1月9日にスタートした『鎌倉殿の13人』に及んだ。

「(脚本の)三谷幸喜さんの描き出す違った切り口で、えっ? というところがおもしろいなと印象を受けました。順調にスタートしたので、1年間楽しんでもらえたら」と話した。

「うまくいってよかった」「おもしろいなと印象を受けました」「順調にスタート」……どうにも“フワっと”した会長の発言に、ネットではこんな声が寄せられている。

《“マンネリ”を求めてる視聴者がほとんどでは? 会長だからこそ、深く番組を見てほしいものですね》

《大河ってまだ第1話だよね? 順調って言葉なんか違う気がして笑う》

《なんかボキャブラリーに欠ける会見。『鎌倉殿』楽しみであることは事実だけど、「このシーンがよかった」とか言ってもらえたほうが出演者とかスタッフはやる気がでるんじゃないかなぁ》

 みずほフィナンシャルグループの元会長で、生粋の「銀行マン」である前田会長。その立場から“細か〜く”番組をチェックすることが、番組改善に繋がりそうだが……。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/3048710c1ed2da16454c89141555387f6bac7f28