1/13(木) 19:43 ananweb
ジブリ好きのダン・スティーヴンス「日本の作品はディテールと芸術性がマジカル」
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「今年こそ、理想の恋人を手に見つけたい!」という願望を胸に抱いている人も多いと思いますが、まだ出会えていないのであれば、その欲求を満たしてくれるラブロマンス『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』がオススメ。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。

【映画、ときどき私】 vol. 444

ドラマ『ダウントン・アビー』や映画『美女と野獣』で人気を博し、日本にもファンが多いイギリス人俳優のダンさん。劇中では、学者として研究に没頭する女性アルマのために作られた高性能AIアンドロイドで、“理想の恋人”としてプログラミングされているトムを演じています。そこで、役作りの裏側や人間関係で大事にしていること、そして日本の好きなものについて、語っていただきました。

(※中略)


◆日本全国を回って、いろんなものを見てみたい

―なるほど。話は変わりますが、まもなく公開を迎える日本にはどのような印象をお持ちですか? 

ダンさん 残念ながらまだ日本には行ったことがないんですが、訪れてみたい場所リストのかなり上位にあることは間違いありません。どこから回ったらいいのかわかりませんが、東京をはじめ、全国のいろいろなところを行ってみたいですね。

そのほかに、僕が日本でいいなと思っているのは、ストリートスタイルのファッション。東京から発信されているメンズウェアが好きで、いつもインスピレーションをもらっています。なので、それらがどんなふうに作られているのかを見に行きたいですね。あとは、スタジオジブリのミュージアムにも行ってみたいです! 

―以前からジブリファンであることは公言されていますし、昨年はジブリ作品『アーヤと魔女』で英語版吹き替えも担当されていますよね。日本の作品から影響を受けているところもありますか? 

ダンさん 『魔女の宅急便』や『となりのトトロ』、『ハウルの動く城』といった宮崎駿監督の作品が大好きで、よく子どもと一緒に家で観ています。魅力的だと思うのは、ディテールと芸術性がマジカルなところ。どれもとても美しいですし、ジブリが描いているようなマジックリアリズムは、子どもたちにもぜひ触れてほしいと考えているところです。

―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。

ダンさん まずは、とにかく楽しんでほしいですね。今回描かれているAIやロボット技術というのは、日本で発展したところもありますから、そういう部分も見ていただけたらと。日本から遠く離れたところで作られた物語ではありますが、同じ人間としての共通点を見い出しながら、楽しんでもらえたらうれしいです。

取材、文・志村昌美

◆ストーリー

ドイツ・ベルリンにある博物館で、楔形文字の研究に没頭する学者アルマ。研究資金を稼ぐため、とある企業が極秘で行う特別な実験に参加することとなる。その実験とは、「アルマを幸せにする」というミッションを課せられた高性能AIアンドロイドのトムと3週間一緒に過ごすというものだった。

紺碧の瞳でアルマを熱く見つめ、積極的に口説いてくるハンサムなトム。全ドイツ人女性の恋愛データを学習し、献身的でロマンチックなトムのアルゴリズムは、過去の傷から恋愛を遠ざけてきたアルマの心を変えることができるのか……。

◆作品情報

『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』
1月14 (金) 新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー! 
配給:アルバトロス・フィルム

2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SUDWESTRUNDFUNK