榊原CEO「八百長ない」断言も“シロ”の論拠なし処分なしで火に油 2022/01/11 17:15

11日、今まで沈黙を貫いてきたRIZINの榊原信行CEO(58)が、YouTube公式チャンネルで初めて説明するとあって発言に注目が集まったが、肝心の「八百長」の有無については曖昧のままだったからワケが分からない。

RIZINのファンが求めていたのは、指摘されている八百長について、榊原CEOが「ない」と断言することだけではない。
興行主として「完全にシロ」だと示す論拠や毅然とした姿勢だろう。ところが、この日の榊原CEOの発言はこうだ。

「RIZINを2015年に立ち上げて6年。世界中のファイターたちと、ファンと、スポンサー、メディアの皆さんとつくってきたRIZIN。
天地天命に誓って八百長なんて1試合もない。命かけて約束してもいい。ありえない。100%、全部リアルファイトである」

「無気力な試合をしてはいけない、八百長をしてはいけない、ということには罰則はあるが、
直接コミュニケーションをとってはいけない、話してはいけないということは規定する必要がなかったので、規定せずきました。
今後は契約書の中に、事前に選手とかセコンド、関係者が相手方の選手と直接話すことは絶対禁止するという条項に入れておきたいと思います」

「八百長が1試合もないリアルファイトだ」と断言するのであれば、今回の八百長騒動を引き起こした関係者らを厳重処分したり、場合によっては威力業務妨害罪などで刑事告発したりすればいい。
それなのに榊原CEOは、シバターらが事前に「打ち合わせしていた」ことを暗に認めるかのような発言をしていたから、ファンらも困惑。

騒動が収まるどころか、<これをリアルファイトというのなら、そもそもの基準がおかしい><俺たちの知らないところで、打ち合わせをしているのであれば知らん、ということか>などと、騒動に火を油を注ぐような展開になってしまった。

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