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日本シリーズ初戦先発の大役を任され結果を残したヤクルト・奥川恭伸(東スポWeb)
3年目はさらに躍進を見せる。昨年、日本一に輝いたヤクルト・奥川恭伸投手(20)にとって、2021年は大飛躍の年となった。ルーキーイヤーの20年はケガもあり1試合の登板に終わったが、21年は18試合に登板してチームトップタイの9勝(4敗)、防御率3・26と急成長。CSファイナル、日本シリーズの初戦先発という大役を任され、期待通りの結果を残したツバメの未来のエース候補が感じたこととは――。
――2021年を振り返ると
奥川 20年同様に終わってみれば「早かったな」という感じですね。
――20年とは違う種類のあっという間?
奥川 はい。
――どこが一番違う
奥川 投げられていたので21年は。20年は投げられなかったので、そこが違うかなと思います。(自分では)進んだと思います。
――途中からすごく良くなったように見えた
奥川 いや(前半は)おかしいな、おかしいなって思って投げてました。
――それでも最低15試合は投げたいと言って18試合を投げた
奥川 そうですね。当初目標としていた数字というのはしっかり達成できたので、2年目は順調だったかなと思います。
――無四球も続いていた
奥川 うーん。それはいいとは思うんですけど…それがたまたま続いただけだったので、自分の中でいつも通り投げてる感じの中での数字でした。だからそんな四球を出さないってのはこだわってますけど、それがたまたま長く続いたっていうだけですね。
――公式戦とポストシーズンでは違いはあった
奥川 雰囲気は違うなと思います。
――どういうところ
奥川 難しいんですけど、トーナメントに近いような雰囲気がポストシーズンでは感じられました。
――高校野球の甲子園大会などに近い
奥川 別物ですけど…負けたらダメなのはシーズン中も同じなんですけど、明日があるっていうのと、負けたら終わりって戦いはちょっと違ってくると思うので。トーナメントに近い雰囲気、そういうのは感じました。
――それはプレッシャーには感じなかったのか
奥川 プレッシャーには感じてたんですけど、そこは監督のミーティングがあったり、そういうのでちょっと楽な気持ちで行くことができた部分もあります。
――今後も大事な場面であれぐらいの投球ができる投手を目指す
奥川 もっともっとあれじゃ満足できないんで。ああいうところも、ああいう試合に限らず、完璧なところを目指していきたいと思います。
――完璧とは
奥川 完璧目指すんですけど、完璧っていうのはないと思うんで、ちょっとなんか難しいんですけど…。自分がしっかり満足できる、そういう投球内容に近づけたいので、そういうのを考えるとまだまだだったなと思います。
――昨年は完璧に近いものはあった
奥川 ないですね。今の段階であるようじゃ、やっぱ面白くないので。もっと上、目指したいですね。
――シーズン中に体重の増減は
奥川 増減してないです。ほぼ変わんないです。ちょっと増えたぐらい。
――ベストがキープできている
奥川 キープというよりもまだ増やしたいですから、ほんとは。
――増やしたいと言っていた筋量は増えた
奥川 筋量も増えたと思います。しっかりなんか土台はできたと思います。力はつきました。
――22年の目標だという規定投球回の143回は21年もあと少しだった
奥川 あと5試合ですね。(21年は)前半5回で降りたりしてたんで。そう考えると22、23試合でしっかり7(回)ぐらい投げれば(規定に)行きますもんね。
――完投、完封よりも勝利と言っていた
奥川 勝利ですね。シーズン長いんで。
――なりたいと言っていた「物語の主人公」には昨年はなれたか
奥川 いや、まだです、まだ。まだ2話ぐらい。
――2話!? 全部で何話あるのか
奥川 わかんないです。100話ぐらい? いや、やっぱり30話で2話ぐらいですね。
――まだまだ
奥川 はい。
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