1/2(日) 5:15配信
東スポWeb

US王座を手に世界で戦う決意を明かした棚橋(東スポWeb)

 新日本プロレス5日の東京ドーム大会でIWGP・USヘビー級王者KENTA(40)に挑戦する棚橋弘至(45)が、王座奪回への思いを明かした。

 同王座戦は反則裁定なしのノーDQマッチで行われる。調印式では「一生分の反則をする」という「プランA」を明かしていた棚橋だが、もちろん理想は正攻法での勝利だ。

「僕の戦いの美学としてはノーDQマッチでも反則を使わず勝つことですね。相手の条件を飲んだ上で…むちゃくちゃかっこいいじゃないですか。一番かっこいい勝ち方をして、元カノ(ベルト)にほれ直させますよ」とも明かし、当日のリングでルールといかに向き合うかが、勝敗のカギを握りそうだ。

 昨年8月の米国遠征で同王座を奪取したが、約束していた米国での防衛戦は行えないまま、11月大阪大会でKENTAに敗れた。

「やっぱり米国で存在意義を示したいし、US王者の本来の役割を果たしてないままベルトを奪われてしまっているので。言ってしまえば、未練があるんです。デートの約束を果たせないまま別れてしまった感じですね」と、王座返り咲きへの執念を燃やす。

 長引くコロナ禍で海外での活動には制限がかかる状態が続く。それでも「自由に日米を行き来して、グローバルな活躍を見せるというのは、コロナを克服した世界を一番体現しているわけです。分断された世界をつないでいくのは、2022年のUS王者の役目なんじゃないのかと。世界をつなぐ王者になりますよ」ときっぱり。US王者としての未来を見据えた。

 また、ノアとの対抗戦が行われる8日の横浜アリーナ大会ではオカダ・カズチカと組んで、武藤敬司、清宮海斗組との対戦も決定している。09年1月東京ドーム大会で師匠・武藤からIWGPヘビー級王座を奪回して13年。「干支がひと回りしてもなお元気という。老いてなお盛んな、三国志で言う黄忠のイメージですね」と再会に目を輝かせた。

 世代別で見れば40代の棚橋が30代のオカダと組み、50代の武藤と20代の清宮を迎え撃つ格好で、各年代のトップ選手が一堂に会する一戦となる。

 棚橋は「4世代がそろってる、これはプロレスならではですよね。世の40代を代表する気持ちで頑張りますよ」とニヤリ。「オカダが4日、5日とIWGP世界戦に臨みますし、2人ベルト巻いて横浜アリーナに並んだらかっこいいかなと。そういう意味でもドームのモチベーションは高いですね」と王者タッグ結成も見据えつつ、KENTA戦の必勝を誓っていた。

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