12/30(木) 6:15配信
東スポWeb

左から井上尚弥、入江聖奈、亀田興毅(東スポWeb)

 ボクシング界で新たな潮流が起きようとしている。

 2021年12月14日、WBAスーパー&IBF世界バンタム級の統一王者モンスター∴苡繽ョ弥(大橋)が世界戦17連勝を果たした試合は国内初のペイ・パー・ビュー(PPV)方式でライブ配信され、観客には白のドレスコード≠ェ設定される異例のプロジェクトで大盛り上がり。また、アマチュア界では東京五輪フェザー級の入江聖奈(日体大)が女子初の金メダルを獲得し、これまでスポットが当たらなかった女子競技の知名度アップに貢献した。両者の活躍でボクシングのファン層が拡大したことは間違いない。

 一方、全く別の切り口から競技普及を目指す男もいる。「3150ファイトクラブ」を主催する元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏だ。12月16日に開催した同大会ではお笑いコンビ「TKO」の木下隆行VSプロレスラー・丸藤正道(ノア)、少年革命家≠フユーチューバー・ゆたぼんの試合をマッチメーク。メインでは東洋太平洋ライト級8位の力石政法(緑)VS元東洋太平洋スーパーバンタム級王者ロリ・ガスカ(陽光アダチ)という本格カードを組み、エンタメと格闘技の融合を実現させた。

 新たな試みを打ち出した亀田氏には「ボクシングをみんなに知ってもらいたい」という熱い思いがある。取り入れたエンタメ路線について「普段はボクシングを見ていない人がエンタメファイトを見て『ボクシングって何だろう?』って興味を持ってくれたらうれしい。それをキッカケにファン拡大につながると思う。どんどん新しいものを取り入れたい」と目を輝かせる。

 井上、入江、亀田――。メソッドは三者三様だが、ボクシング愛だけは共通している。

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