12/25(土) 5:15
東スポWeb

日本ハム・新庄監督に師匠#酔エ純一氏が金言 ビッグボスよ「栗山イズム」に学べ!
恩師から提言を受けた新庄監督(東スポWeb)
 恩師からビッグボスに提言だ。今オフの話題をさらっている日本ハム・新庄剛志監督(49)には派手なパフォーマンスばかりでなく、3年連続で5位に低迷中のチーム再建も託されている。決して選手層も厚くはなく、いくら「優勝なんか目指さない」と宣言しているとはいえ、シーズンが始まれば順風満帆に事が運ぶとは限らない。そんな現状も踏まえ、現役時代の師匠でもある評論家の柏原純一氏は「栗山イズムに学べ」とのアドバイスを送った。

 今やプロ野球ファン以外からも時の人として注目されているビッグボスだが、結果で評価が左右されるペナントレースが始まれば思うようにいかないことも多くある。日本ハムOBでもある柏原氏でさえ「もちろん期待はするけど、今のファイターズにはさすがに気前のいい順位予想は…」と声も小さくなってしまうのが現状だ。3年連続の5位から新庄監督が現役だった2006年の日本一のような強さを取り戻すには、それなりの時間がかかると見ている。だからこそ、今のうちに言っておきたいことがあるという。

「シーズンに入れば、監督のパフォーマンスより結果に目が行く。それは仕方がないこと。負け試合で、選手を語らないといけない場面だって出てくる。そのときは栗山監督のように自分が責任を被ればいい。よく『俺が悪い』って言ってたでしょ? 誰が見てもそうじゃないときだってそう。それぐらい徹底することで、選手も『監督にこれ以上、迷惑をかけるわけにはいかない』という気になるはずだ」

 これが逆だと、選手はしらける。メディアの伝え方にもよるが、柏原氏は「勝てば監督を持ち上げ、負ければ監督が選手を批難するという形になると、選手は『勝った時だけ、あなたの手柄?』と感じるし、面白くはない。前任の栗山監督はそうならないよう徹底していた。セ、パ両リーグに加えてメジャーでのプレー経験もある新庄監督は大丈夫だと思うが『こんなこともできないの?』みたいなことは言わないほうがいい」とも付け加えた。

 確かに前任の栗山監督は負けた時ほど選手をかばい、勝てば選手の手柄を強調することが基本スタンスだった。例外的にダメ出しをしていたのは大谷ぐらいだろう。来春のキャンプからオープン戦、レギュラーシーズンと進んでもビッグボスの注目度が下がるとは考えにくい。栗山イズム≠踏襲しても損はないはずだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/6ecf438aed643c40ba5507a22d4525ef7017027f