12/15(水) 5:15配信
東スポWeb

3年総額8億1000万円の大型契約を結んだ大瀬良(東スポWeb)

 開幕投手の座は譲れない。広島の大瀬良大地投手(30)が14日に契約交渉し、3000万円増の年俸1億8000万円プラス出来高払いでサインした。今季中に取得した国内FA権を行使せずに残留し、再契約金の1億2000万円を含む3年総額8億1000万円の大型契約。球団の投手では2016年の黒田博樹の6億円、15年の前田健太(現ツインズ)の3億円に次いで歴代3位の年俸だ。

 チームは3年連続Bクラス。自身も右脚のケガで戦列を離れたが、2年ぶりの2桁勝利となる10勝(5敗)をマークして防御率3・07の成績を残し「(ケガで)離脱をして悔しい時期もあったけど、最後は僕自身もチームとしても盛り上がっていく形で終わることができたのかなと思う」。もちろん、来季の目標はチーム一丸となっての日本一だ。

 早々と後輩の森下が来季の開幕投手に名乗りを上げているが、19年から3年連続で大役を担ってきた大瀬良も「まだまだ経験や実績じゃ負けないぞという気持ち」。一方で森下には「全体的な能力や身体的な能力は抜けている」と一目置いており「フォーム的なところも聞きますし、球種一つひとつの投げ方、感覚も聞きます。聞きたいな思うことがあれば何でも」というスタンスでアドバイスを求めるなど、どこまでも貪欲だ。

 生え抜きの投手では年齢も上から野村、中田に次いで上から3番目になった。「いい刺激をもらいながら、僕もいろんな投手に刺激を与えていける存在でありたいと思っている」。鯉のエースは背中で投手陣を引っ張っていく。

(金額は推定)

https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20211215-03863075-tospoweb-000-1-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/156e30891f74ac6ddf48bdb34c1d7d1f5853c8f7