12/11(土) 6:15
東スポWeb

カープのユニホームに袖を通したドラフト1位・黒原(東スポWeb)

 気になるトーンダウンだ。広島が10日に広島市内で新入団発表を行い、ドラフト1位指名の黒原拓未投手(22=関学大)の背番号は球団OBの大野豊氏もつけていた左のエース番号≠フ24番に決まった。

 緊張気味のドラ1左腕は「今日で正式にカープの一員になれたことを素直にうれしく思う」。背番号については「大野さんというすごい選手が付けていた番号。その名に恥じぬよう、これからしっかりと頑張りたい」とした。
 入団が決まった先月12日には「新人王のタイトルを目指して、必死に頑張りたい」と言い、担当の鞘師スカウトから「大野さんのようになってほしい」と広島一筋で通算148勝、138セーブのレジェンド左腕を引き合いに出されたことにも「一つひとつ課題をつぶして、いつかは肩を並べられるようになりたい」と景気よく話していた。

 それが、この日は新人王の話題に「シーズンを終わってみた時に、狙えるところにいられればなと思う」と控えめ。1年目の目標は「今の段階で具体的に想像するのは難しいことだと思う」と言葉を濁し、大野氏が成し遂げた100勝100セーブにも「先のことを考えても…考えすぎも良くないと思う」と冷静な回答に終始した。

 役割はまだ未定だが、馬力のあるタイプでスカウト陣からは中継ぎを推す声が強い。持ち味だと自認する「力強い球、投げっぷり」に晴れ舞台でも舞い上がることのないクレバーさもあるとなれば、今年は固定できなかった守護神・栗林へつなぐ勝ちパターンの一角を託せるかもしれない。

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