日本高野連は3日、大阪市内で理事会を開き、第103回全国高校野球選手権大会収支決算の概要報告を行った。差し引き2億6815万1349円の赤字決算となった。

 今夏の甲子園(8月10〜29日・甲子園)の収入総額は8570万428円。コロナ禍の影響で一般客への入場券販売を見送ったため、通常販売された2019年の第101回大会に比べて約87パーセントの減額となった。対する支出総額は3億5385万1777円。入場券販売にかかる費用や会場警備費などが低く抑えられたため第101回大会に比べて約20パーセントの減額となった。

 7月28日から8月31日まで、日本高野連が行っていたクラウドファンディングについてはのべ1633人から、合計1392万7884円の支援が集まったことを発表。集まった資金は都道府県高等学校野球連盟の運営を支援するために使用される。

 また、国による「ポストコロナに向けた全国規模のスポーツイベント等の開催支援事業」の補助金について、日本高野連は補助対象事業のうち、「試合開催時における感染症対策の徹底及び広報事業」について申請したことも発表。

コロナ注意喚起ポスターやや看板の制作費、球場での検温作業、スタンド、ベンチ、トイレの消毒作業等にかかる費用(予算)のうち、2分の1の金額(交付額は1219万5208円、うち選抜大会は615万2208円、選手権大会は604万3000円)が補助される見込みとなっている。

スポーツ報知 12/3(金) 18:43
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