https://sirabee.com/2021/11/27/20162709996/

26日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、デーブ・スペクターが『NHK紅白歌合戦』の演出をバッサリと切り捨てた。番組は『NHK紅白歌合戦』の出演を辞退するアーティストが近年、増えているという記事を取り上げる。音楽グループ「ONE OK ROCK」のタカは「紅白は田舎のおばあちゃんを喜ばせるもの。東京生まれの僕にはそういう感覚になれない」などと話しているとのこと。そして「かつては歌手の勲章だった紅白歌合戦の存在感が出る人も見る人も変わっている」などと紹介した。

デーブは『紅白歌合戦』について、「複雑です。僕は自称、『紅白歌合戦』評論家ですから。もともと大好きで、日本にしかないし。いいんだけどもう、どんどんダメにしているね。今年の演出もひどいですよ」と語る。

そして、「これほど簡単な番組の演出ないんですよ。まずうまい歌手だけ使えばいいんですよ。あと人気もあって。ほんで、余計な演出は、くだらな笑いを入れない。似合わないもん、NHK。 そういう笑いが。強引に笑わせるってもうだめ、ダサイんですよ」とバッサリ斬った。

そして、「たとえばフジテレビの『 FNS 歌謡祭』みたいに、クールでかっこよくて余計なことをしないじゃないですか。きれいな美術で。紅白をやろうと思えばもっと原点に戻ってやればいい」と指摘。

続けて、「いつも毎回自慢するじゃない、何%行ったって。そのくせに、今のターゲットは何なの?。目的を忘れているんじゃないかと思う。幅広くいろんな人に見てほしいんだったら、誰もわかんない人なんで出すんですか」と憤る。さらに「それは BS でも他の番組で十分じゃないですか。うまい歌手がこれだけ多いのに、演歌を含めてあんまり出してないじゃないですか。出たくない人は別にして。だから演出のやり方が、正直に言って自分の首を絞めてるようなもんだと思うんですよ」と斬った。

デーブは今年から『紅白歌合戦』の司会者が白組・紅組を採用しないことにも「白と紅、確かに争うのはバカバカしいんですけど、なんでそれもつぶすのかって話ですよ」と問題提起する。

続けて「紅と白ってめでたいじゃないですか。それも文化の1つなんですよ、色合いが。そんなのだったら『ハートネット TV』 でいいじゃないですか」と指摘する。
そして「あれだけの歴史があって、 今一気にみんなが見る番組ほとんど今、なくなってるから、もったいないんですよ。だったらもっとちゃんとした演出をやればいいですよ。うまい人中心で、笑いは一切いらない、面白くないもん。客席にいる審査員とかさ、ごっついお弁当を食べてさ、もうなんか何もかも臭いんですよ作り方が」とバッサリ切り捨てていた。