ヒステリックブルー元メンバー 強制わいせつ未遂罪で実刑判決 | 事件 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211124/k10013359191000.html

2021年11月24日 12時17分

解散したロックグループ「ヒステリックブルー」の元メンバーが、埼玉県朝霞市の路上で20代の女性にわいせつな行為をしようとした罪に問われた裁判で、さいたま地方裁判所は懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました。

解散したロックグループ「ヒステリックブルー」の元メンバーで甲府市の二階堂直樹被告(42)は、去年7月、朝霞市の路上で20代の女性にわいせつ目的で後ろから近づき、手で口を押さえたとして強制わいせつ未遂の罪に問われました。

検察が懲役1年6か月を求刑したのに対し、弁護士はわいせつな行為にはあたらないなどとしたうえで、強制わいせつ未遂罪が適用されたとしても執行猶予が相当だと主張していました。

24日の判決で、さいたま地方裁判所の任介辰哉裁判官は「被害者の口をふさいだり後ろから襲ったりしていることなどから、わいせつな行為をしようとしていたと認められる」と述べました。

そのうえで「わいせつ行為は未遂だったが、被害者に与えた恐怖と、その後の生活への影響は大きい。過去にも同種の性犯罪で長期間服役しており、実刑はやむをえない」として、懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました。