0001鉄チーズ烏 ★
2021/11/14(日) 21:41:50.57ID:CAP_USER9https://news.yahoo.co.jp/articles/73abf947084fbb6cfba5a1ab6224e212057a8249
2021年のMotoGP最終戦、第18戦バレンシアGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。優勝はラウル・フェルナンデスだったが、Moto2王者にはレミー・ガードナーが輝いた。
Moto2クラスは唯一チャンピオン争いが最終戦に持ち越されたクラス。RedBull KTM Ajoのレミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスによる争いだ。
予選ではフェルナンデスが優勢で4番グリッドを確保。ガードナーは8番手からのスタートとなった。なおポールポジションを獲得したのはシモーネ・コルシ(MV Agusta Forward Racing)だった。
25周の決勝レースは、そのコルシがホールショットを奪取。ラウル・フェルナンデスも3番手に上がっていたが、1周目に発生したマルチクラッシュによって、赤旗中断となってしまった。
ターン2でチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)の転倒を切っ掛けに、マルコ・ベッツェッキ(SKY Racing Team VR46)、ロレンソ・バルダッサーリ(MV Agusta Forward Racing)の2名が巻き込まれる形で転倒。コースコンディション(オイル)の問題から、即座に赤旗が振られた。
レースはオリジナルグリッドで、16周に減算されて再スタートを切ることになった。なおベッツェッキはマシン修復がピットレーンクローズに間に合わず、グリッド最後尾からのスタートとなった。
またPPスタートのコルシには、フォーメーションラップでトラブルが発生。グリッドに付くこと無くリタイアとなった。
リスタートで先頭を奪ったのはアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)。2番手にラウル・フェルナンデスが続いた。ガードナーは9番手だ。
ラウル・フェルナンデスは2周目から先頭を狙ってオーバーテイクをしかけていき、アウグスト・フェルナンデスやファビオ・ディ・ギャナントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)とバトルする展開となった。
一方でタイトルを争うガードナーは、ずるずるとポジションを下げる不穏な立ち上がりとなり、レース折返しの8周目には11番手となっていた。
先頭集団はディ・ギャナントニオとラウル・フェルナンデス、若干間を空けてアウグスト・フェルナンデスら3台で形成された。
ディ・ギャナントニオとラウル・フェルナンデスはテールトゥノーズ状態での走りがしばらく続き、レースは終盤となった。
動きがあったのは残り4周。ターン2でラウル・フェルナンデスがインを突いて先頭に浮上した。ディ・ギャナントニオには追撃を許さずに逃げ始めた。
ラウル・フェルナンデスは先頭でラストラップに入り、後続を振り切ってチェッカーを受け、今シーズン8勝目を挙げた。2位はディ・ギャナントニオ、3位はアウグスト・フェルナンデスだ。
そしてタイトル争いのライバルであるガードナーは、10位でフィニッシュ。ラウル・フェルナンデスの追い上げを退けて、2021年のMoto2チャンピオンに輝いた。なお父親で1987年の500CC王者であるワイン・ガードナーと合わせ、歴代2組目の親子チャンピオンとなった。
またオーストラリア人王者は、2011年MotoGPクラスのケーシー・ストーナー以来だ。
代役参戦中の長島哲太(Italtrans Racing Team)は、レース中盤からガードナーとのランデブー状態で走行。一時はオーバーテイクもしかけたが、抜ききることはできず11位でのフィニッシュとなったが、ポイントを持ち帰った。