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毎回国政選挙にあわせて行われているサメ映画界最大のイベント「サメ映画総選挙」が日本最大のアナログゲームイベント
「ゲームマーケット2021秋」と連動して開催されることが決まった。

前回選挙(2019年)では有効票数374票を集めた「シャークネード カテゴリー2」が1位を飾り、“サメ映画界の絶対王者” の
貫禄を見せつけた一方、2018年公開ながらも多数のステイサム票を集め「MEG ザ・モンスター」が2位となった。また、熱狂的な
ファンが宗教活動の一環として組織票を投じた「デビルシャーク」が僅差で3位となったことも特筆すべきだろう。

今回の「サメ映画総選挙2021」では、1932年の “Shark Woman” から2021年最新のサメ映画まで151作品がエントリー。
投票は11月14日いっぱいまで受付中だ。今回はその中から前回選挙後に現れた作品のうち、注目作を5本ピックアップして
紹介しよう。

1:「BAD CGI SHARKS 電脳鮫」
子どもの頃に書いたサメ映画の脚本が現実になってしまった……それもクソCGで! 数々のぶっ飛びネタをぶち込んできた
サメ映画界についに登場した「メタ・サメ映画」が堂々のエントリー! しかしただのクソ映画と侮るなかれ、監督たちの
「クリエイティブ」に対する愛がこれでもかと詰まっており、刺さる人には絶対に刺さるタイプの作品である。良くも悪くも似たり
寄ったりの作品が多いサメ映画の中でひときわ異彩を放つ一本だ。


2:「ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦」
「ジュラシック・シャーク」「ロスト・ジョーズ」のブレット・ケリー監督が幽霊ザメを引っ提げてサメ映画に帰ってきた! ウィジャ盤
(欧米版こっくりさん)から召喚されてしまったゴーストシャークが人々を恐怖のどん底に陥れ…ない! 全編に渡ってユルすぎる
出来なのは否めないが、クライマックスのシーンで繰り広げられる「霊界サメ大戦」はサメ映画史に残る爆笑ポイントである。
続編の制作が速攻で決まったことからもその人気の高さが伺えるだろう。

3:「えっ?サメ男」
スウェーデンの森からやってきた異色のサメ映画が約10年の時を経て、2021年についに日本でリリースされた。先行公開が行われた
「サメーフェス2021」では歴戦のニコニコホラー映画民をなで斬りにし、「ふざけてんのか?」「絶対に許さない」「でも好き」といった
コメントであふれたことは記憶に新しい。既に局地的に偏執的なファンを生み出しているため、総選挙で思わぬ躍進が見られるかもしれない。

4:「エイリアンVSジョーズ」
「もう結果だけ教えろ!」という禁じ手とも呼べるキャッチコピーが好評を博した本作だが、リリース後は一切話題にならずにもはや風前の
ともしびと同然の不遇っぷりである。「結果だけ書きたいが結果がよく分からない」というレビューが本作を一番よく言い表しているかも
しれないが、サメと宇宙人が実はあまり戦わないという点を除けば見どころはかなりある作品(なにせ監督はあのマーク・ポロニアなのだから)
であるため、投票締め切りまでに意外な伸びを見せるかもしれない一本だ。

5:「スカイ・シャーク」
ナチス×ゾンビ×サメというB級映画の闇鍋が大きな話題を呼んだ。しかし蓋を開けてみれば「思ってたんと違う!」という総ズッコケ状態で
サメ映画愛好家たちを大いに落胆させた。だが冷静に見れば、美麗なCGのジェットサメが空を舞う、それだけで十分過ぎると思うのは
私だけではないはずだ。特にジェットメガロドンのドッグファイトならぬシャークファイトは最大の見どころだ。「足るを知る者は富む」とは
『老子』の教えだが、そんな大事なことを思い出させてくれる一本である。