2021年10月29日 8時15分

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が、選手たちの投票で決まる年間最優秀選手に日本選手で初めて選ばれました。

大リーグの選手会は毎年、選手どうしの投票でその年最も活躍した投手や野手を表彰していて、28日、ことしの受賞者が発表されました。

このうち、今シーズン投打を通じて最も活躍した選手1人を選ぶ年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に、投打の二刀流でめざましい活躍を見せたエンジェルスの大谷選手が初めて選ばれました。

年間最優秀選手に日本選手が選ばれるのは初めてです。

大谷選手は大リーグ4年目の今シーズン、ピッチャーとして9勝、156奪三振、バッターとしてホームラン46本、100打点、26盗塁で、史上6人目の「ホームラン45本、25盗塁」を達成するなど投打ともに自己最高の成績をマークし、7月のオールスターゲームでは史上初めて投打の同時出場を果たしました。

大谷選手以外の最終候補には、ホームラン48本でアメリカンリーグのホームラン王を獲得したブルージェイズのゲレーロJr.選手と、打率3割9厘、ホームラン35本をマークしたフィリーズのハーパー選手が入っていました。
リーグの野手部門の最優秀選手にも
また、大谷選手はアメリカンリーグの野手部門の最優秀選手にも選ばれました。

この賞は、イチローさんが大リーグのシーズン最多安打記録を更新した2004年に受賞していて、日本選手では2人目となります。

大谷選手は、26日に大リーグで歴史的な偉業を成し遂げたとしてコミッショナー特別表彰を受けたのに続き、今回、ともに大リーグでプレーする選手たちからも両リーグを通じた年間最優秀選手に選ばれたことで、来月18日に発表される記者投票でのシーズンMVP=最優秀選手に向けても大きな弾みとなりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211029/K10013326191_2110282106_2110290740_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211029/k10013326191000.html