U―22日本代表MF松木玖生(青森山田高)が、2024年パリ五輪へ向けたチームの始動戦で決勝ゴールを奪い千両役者ぶりを発揮した。

 U―22日本代表は26日に行われたU―23アジアカップ予選カンボジア戦(福島Jヴィレッジ)で4―0と圧勝し、本大会出場に王手をかけた。パリ五輪へ向けた選手を主体に編成し、世代初となる公式戦で輝きを放ったのが全国高校サッカー選手権で最強ストライカーとして君臨する松木だ。

 0―0の前半10分、右CKからファーサイドでヘッドで合わせて先制ゴール。この1発をきっかけに日本はゴールラッシュを演じ、格下カンボジアを相手に危なげなく勝利した。

 今回は追加招集だったが、初戦でスタメンに抜擢されていきなり結果を出した。試合後にオンラインで取材に応じた松木は「日の丸を背負うということは日本を代表することだし、それに恥じないプレーをしないといけない。途中で参加しても、こいつじゃあ全然ダメだなと思われないような結果を残せるように集中した」と強い覚悟で臨み、見事な活躍ぶり。「次の香港戦も出場機会があればチャンスをものにしたい」と次戦でもどん欲にゴールを誓った。

 日頃から強気な発言で知られ、あえて自らにプレッシャーをかけることで結果を出してきた。「自信があるから言えることなので。自信があるからこそ、プレーを見てほしい。まずは日本の代表として、すごく貢献したいという気持ちがある」と松木。そのビッグマウス≠ヤりは、かつての日本のエースMF本田圭佑(スドゥバ)を彷彿とさせる。

 パリのエースを襲名すべく、高校最強ストライカーが最高の形で一歩を踏み出した。

東スポ 10/26(火) 17:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/941c0845fdb71a7bc3b60f762972f9b4fc309887

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