https://hochi.news/articles/20211023-OHT1T51151.html
◆報知新聞社後援 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(23日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)
出場41校が上位10人の合計タイムで競い、10位以内の大学が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)の出場権を獲得した。
出場41校が上位10人の合計タイムで競い、10位以内の大学が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)の出場権を獲得した。トップ通過は明大。2位に中大、3位に日体大が続いた。前回の予選会で、まさかの敗戦を喫した中央学院大は7位で2年ぶりの復活を果たした。法大時代に箱根路を沸かせた徳本一善監督が率いる駿河台大は8位で通過し、悲願の初出場を勝ち取った。中学校体育教師を休職して編入学した31歳の今井隆生(4年)らが力走し、夢をつかんだ。
一方、拓大は次点の11位で敗退。10位通過の国士舘大とは55秒差。1人平均5・5秒の差に泣いた。「調子のピークが合わず、10月に入って調子が上がってきませんでした。敗戦はすべて私の責任です」と山下拓郎監督は静かに話した。
昨年の予選会で個人トップを取ったケニア人留学生のジョセフ・ラジニ(3年)は9月20日の日体大長距離競技会1万メートルで27分25秒65の日本学生記録をマーク。今回もトップが期待されていたが、4位にとどまった。山下監督は「今年のチームはトラックで速さは上がりましたが、真の強さはありませんでした」と敗因を挙げた。
全日本大学駅伝(11月7日)の出場権を持つ。「この悔しさを全日本大学駅伝にぶつけ、それが終わったら、来年の予選会に向けて走り込みます」と山下監督は2023年の第99回箱根駅伝に向けてリベンジを誓った。
箱根駅伝予選会の主な成績は以下の通り。
(1)明大(4年連続63回目)
(2)中大(5年連続95回目)
(3)日体大(74年連続74回目)
(4)山梨学院大(2年連続35回目)
(5)神奈川大(12年連続53回目)
(6)法大(7年連続82回目)
(7)中央学院大(2年ぶり22回目)
(8)駿河台大(初出場)
(9)専大(2年連続70回目)
(10)国士舘大(6年連続50回目)
<以上、出場権獲得>
(11)拓大(9年連続43回目ならず)
(12)大東大(3年ぶり51回目ならず)
(13)筑波大(2年ぶり62回目ならず)
(14)上武大(3年ぶり11回目ならず)
(15)城西大(2年連続17回目ならず)
(16)立大(54年ぶり28回目ならず)
(17)流通経大(初出場ならず)
(18)東農大(8年ぶり70回目ならず)
(19)慶大(28年ぶり31回目ならず)
(20)東京経大(初出場ならず)
(21)日大(2年ぶり90回目ならず)
(22)亜大(12年ぶり34回目ならず)
(23)日本薬科大(初出場ならず)
(24)武蔵野学院大(初出場ならず)
(25)芝浦工大(初出場ならず)
前回優勝の駒大はじめシード10校、予選会通過10校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが新春の箱根路に臨む。