プレミアリーグは22日に第9節が行われ、アーセナルとアストン・ヴィラが対戦した。

リーグ開幕3連敗から3連勝と復調の兆しを見せたが、直近2試合はドローと停滞気味のアーセナル。ホームで勝利がほしい一戦では、前節劇的な同点弾を決めたラカゼットが今季初の先発入り。冨安健洋は6試合連続でスタメンに名を連ねている。

ホームの大歓声を受ける中4分でオーバメヤンが決定機を迎えるなど、アーセナルが積極的な入りを見せる。8分には前線のプレスから最後はオーバメヤンがネットを揺らしたが、直前のファウルを取られてノーゴール。20分にはFKのこぼれ球をトーマスが押し込みに行ったが、今度はポストに直撃した。なかなかゴールがこじ開けられなかったが、23分にスミス=ロウのCKからトーマスが頭で合わせてゴール。良い時間帯に先制点を手にした。

その後もアーセナルは猛攻を続け、31分にはカウンターからサカが決定機を迎えたが、ここは古巣対戦となるGKマルティネスがビッグセーブ。すると前半アディショナルタイム、ラカゼットがボックス内で倒され、VARレビューの結果PKを獲得。オーバメヤンのキックはGKに弾かれたが、こぼれ球を押し込んで追加点。相手にシュートを1本も打たせないなど、最高の形で前半を折り返す。

後半もアーセナルは主導権を渡さず、56分には3点目。自陣からカウンターを発動すると、抜け出したスミス=ロウのシュートが相手に当たってゴールイン。試合を決定づけるゴールを奪う。

その後62分にアストン・ヴィラの決定機を許したが、GKラムズデールがファインセーブ。しかし67分、攻撃を牽引する活躍を見せていたラカゼットがプレー続行不可能に。ウーデゴールとの交代を強いられた。

アーセナルはその後も攻勢をしかけていたが、終盤に押し込まれると、82分にラムジーに決められて1点を返される。それでもこの点差を維持し、3-1でアストン・ヴィラを下した。

この結果、3試合ぶりに勝利を挙げたアーセナルは勝ち点を14まで伸ばし、暫定ながら9位に浮上。一方で3連敗のアストン・ヴィラは、同10のままとなっている。

■試合結果
アーセナル 3-1 アストン・ヴィラ

■得点者
アーセナル:トーマス(23分)、オーバメヤン(前半AT)、スミス=ロウ(56分)
アストン・ヴィラ:ラムジー(82分)

https://news.yahoo.co.jp/articles/62b3a45f739d9bd8e73802122c6b5bbb7450c59a