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2021/10/17(日) 20:40:36.18ID:CAP_USER9制作業界の市場規模縮小、向上する海外の技術
「『アニメ制作業界』動向調査」(帝国データバンク)によると、アニメ制作業界の市場規模(事業者売上高ベース)は、2019年まで9年連続で拡大していたが、2020年には2510億8100万円(前年比1.8%減)と縮小した。背景には、新型コロナウイルスの影響による制作スケジュールや公開の遅延のほか、海外産アニメやその制作会社の成長を指摘する声もある。
コロナ禍で急速に広まった動画配信サービスでは、中国や韓国で制作されたアニメを見かけるようになってきた。同調査では「中国勢の台頭で『アニメバブル崩壊』再来の可能性、収益体質の改善急務」と分析する。
たしかに、近年、海外の技術は向上している。その背景には、日本の制作会社が中国など海外に制作の一部を外注することが当たり前になっていること、海外から日本の制作会社に来た人材が学んだ技術を本国へ持ち帰っていることなどもある。このような状況を受けて、「このままでは日本のアニメが中国に負けてしまう」というコラムなども散見されるが、アニメ産業の紆余曲折を見てきた筆者にはそのような指摘は的外れに映る。
「日本風」アニメ作品を中韓が制作
はじめに確認したいのは、世界のアニメのトレンドはディズニー・ピクサーに代表されるようなCGを用いて写実的な表現を目指す「フォトリアル」という手法を用いたもので、線画で漫画のような表現を重視する日本で一般的な「セルルック」とも呼ばれるアニメはそもそも市場規模において世界のメインストリームとは言えないという点だ。ただ、そのような手法が特徴的な日本風アニメのファンは世界中におり、中国や韓国が日本風のアニメ作品を制作するなど、世界でも一つの「ジャンル」として確立されている。
一般層に拡大するアニメ市場
これまで海外では「アニメは子どもが見るもの」という受け止め方で、日本のアニメを熱心に見るのはいわゆるオタクというイメージが根強かった。しかし、そこにも変化が現われ始めている。
「米国ではマイケル・B・ジョーダンやビリー・アイリッシュといったいわゆるセレブもアニメ好きを公言するようになり、インターナショナルなポップカルチャーにおいてよりメジャーな存在となっています」。
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https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotoatsushi/20211017-00263464