◇15日 ヤクルト8―7巨人(神宮)

 もう、どうにも止まらない…。巨人の連敗がさらに伸びた。1分けを挟み4年ぶりの9連敗。白星なしは引き分けた3日のDeNA戦(東京ドーム)から11試合連続だ。

 9試合連続2得点以下だった歴史的な貧打からはおさらばした。初回に坂本の19号ソロ、さらには岡本和の18試合、71打席ぶりとなる39号2ラン。チームは10試合ぶりに3点目を取った。7回は坂本と岡本和が適時打、8回は中田の3号ソロが飛び出すなど7得点したが、負けた。

 2桁勝利もかけて先発した戸郷は、ソロ2本でジリジリと迫られ、直訴して向かった6回に同点2ランを被弾。7回は高梨が山田に適時二塁打を浴び、さらに四球を出して畠にスイッチ。その畠がいきなりオスナに逆転3ラン…。久々に打ったのに、4被弾で負けるという悪循環だった。

 そんな試合を原辰徳監督(63)は「今日は8点か、取られたのがね。(だから)9点取らなきゃならない」と振り返った。4被弾に「ホームランを打たれ過ぎたかなというところはある」と指摘しつつ「野球っていうのは投打で勝っていくわけだから、8点取られたら9点取らなきゃ」と繰り返した。ここまで来たら、どんな形でも相手より1点上回らないといけないのだ。

 4月10日以来188日ぶりに借金1となったが、そんなことよりも、4ゲーム差に迫ってきた4位・広島との16日の直接対決を全力で勝ちにいくしかない。残り試合は巨人5、広島9と少ないとは言え、油断ならなくなってきた。
中日スポーツ

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