中日の加藤宏幸球団代表は12日、与田剛監督(55)の成績不振による辞意を了承し、来季監督として野球評論家の立浪和義さん(52)に就任要請したことを明かした。

 バンテリンドームで対応した加藤代表は「与田監督から成績不振の責任をとって退任の申し入れがありました。こちらとして次の監督の人選着手しました。課題は打つ方と明確。春のキャンプで臨時コーチを務めて頂いた立浪さんに今朝、打診しました。立浪さんからは『恩返ししたい気持ちが強い』と前向きな返答をもらいました。シーズン終了後に正式に要請したいと思います」と説明した。

 退任する与田監督は2019年から指揮を執り、1年目は68勝73敗2分で4位。2020年は60勝55敗5分で8年ぶりのAクラスとなる3位に入ったが、今季は52勝67敗16分でここまで5位と苦戦していた。チーム防御率がチームトップの一方で、特に深刻な得点力不足に悩まされた。チーム打率、本塁打数ともにリーグ最下位で平均得点も3点を下回っている。与田監督について加藤代表は「投手陣を整備してもらった部分について評価しています」と説明。今後何らかのポストを用意する考えを明かした。
中日スポーツ

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