『コードギアス』新作ソシャゲに不満爆発! 偉人バトルに「劣化FGO」との指摘も
2021年10月11日

10月4日、大人気『コードギアス』シリーズの新作続編として、スマホ向けアプリ『コードギアス Genesic Re;CODE』(ギアジェネ)がリリースされた。アニメと同様、濃密なストーリーが楽しめるのかと思いきや、どこか既視感のある世界観にツッコミの声が相次いでいる。

「ギアジェネ」はルルーシュやアキト、蓮夜といった歴代「コードギアス」シリーズのキャラクターが集結するという触れ込みのRPG作品。主人公のアルが、謎の少女・ギギの導きによって時間・時空・時代を超え、新たなる復讐の物語を紡いでいく。

事前登録者数が100万人を突破するほどの大注目アプリであり、配信直後には『App Store』で1位を獲得。しかしその内容が期待を裏切るものだったため、10月8日の時点で『App Store』の評価は2.7と暴落している。リリース直後の評価が4.5だったことを踏まえると、多くのユーザーが同作に失望していることが分かるだろう。

ゲーム性もさることながら、とくに多いのがシナリオ部分への批判だ。ネット上では《ここまでこういうんじゃないんだよ感出せるのは逆に凄い》《ギアスである意味あるんかこれ》といった声が続出。さらには《偉人を出して戦うってFGOのパクリじゃん》《予想以上にFGO》《劣化FGOか? 偉人じゃなくてスザク出してくれよ》と、大人気スマホゲーム『Fate/Grand Order』との酷似≠指摘するユーザーが相次いでいる。

「FGO」にそっくり? シナリオライターで明暗が分かれたか…

共通点を挙げるとキリがないのだが、一番分かりやすいのは「歴史上の偉人が生身で戦う」という点だろう。「ギアジェネ」には新選組の沖田総司をモチーフとした沖田ソォジや、世界に名だたる名探偵と同じ名前のホームズといったキャラクターが登場。歴史上の偉人やフィクションのヒーローを登場させるシステムは、やはり「FGO」を連想させても仕方がない部分がある。

それだけならまだしも、実装のタイミングなどもファンの神経を逆なでしている模様。たとえば現状、「コードギアス」に欠かせない存在であり、ルルーシュの対となるもう1人の主人公$楓リスザクはまだ実装されていない。馴染み深いメインキャラを差し置いて、誰も知らない新キャラを実装したとなっては、批判されるのも当然と言えるだろう。

とはいえ、シナリオ面のクオリティーは十分らしく、《FGO並み》と高く評価する声もあがっている。公式サイトの情報によると、あざの耕平や十文字青、高橋びすいなどの人気作家たちを起用しており、100万文字を超えるシナリオが書き起こされているという。こうした売り方も「FGO」を連想させるが、あえて正面から乗り越えようとしているのかもしれない。

ただ不安なのは、「ギアジェネ」には「FGO」のシナリオを支えた奈須きのこが存在しないこと。よほど優れたシナリオライターがいなければ、成功は見込めないだろう。ソシャゲ業界の勢力図はどのように動くのだろうか。

https://myjitsu.jp/enta/archives/95971



戦闘画面
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