パドレスがティングラー監督の解任を発表 今季は期待を大きく裏切るまさかの借金4

 日本時間10月7日、パドレスはジェイス・ティングラー監督を解任したことを発表した。
開幕前に「打倒・ドジャース」の1番手として大きな期待を集めながら79勝83敗の借金4(地区3位)と低迷した責任を取らされた形となる。ティングラーは2019年シーズン終了後にパドレスの監督に就任した際に3年契約を結んでおり、契約はあと1年残っていたが、任期を満了することなく監督の座を退くことに。2年間の通算成績は116勝106敗だった。

 パドレスはティングラー監督就任1年目の昨季、60試合の短縮シーズンで37勝23敗の好成績をマークし、2006年以来14年ぶりとなるポストシーズン進出。
オフにはブレイク・スネル、ダルビッシュ有、ジョー・マスグローブなど多くの有力選手を獲得し、ドジャースの地区8連覇を止める1番手として期待されたが、107勝のジャイアンツ、106勝のドジャースに次ぐ地区3位に終わっただけでなく、まさかの借金4でシーズンを終えた。

 A・J・プレラーGMは「ジェイスはパドレスを率いた2年間で14年ぶりのポストシーズン進出など、多くのことを成し遂げてくれた。しかし、数週間にわたって熟考を重ねた結果、サンディエゴの街に優勝をもたらすという究極の目標のためにはこのタイミングでの変化が必要だと考えた」とコメント。
ティングラーの手腕自体は評価しており、別の役職でチームに残る機会をオファーしたという。

 パドレスはワイルドカード争いのなか、セントルイスで行われたカージナルス戦の試合中にマニー・マチャドとフェルナンド・タティスJr.が口論するなど、チームにおけるリーダーシップの欠如が指摘されていた。今後はリーダーシップを持った経験豊富な人物を中心に新監督探しを行うとみられる。
なお、プレラーはティングラーのもとでコーチを務めた全員に対して別の仕事を探す自由を与えている。新監督の方針に従って新たなコーチング・スタッフを編成したいと考えているようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5958874bbf9a7911fc8613ddf784023c5a5d7ac2
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