ジャーナリストの青木理氏が3日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、「ワクチン検査パッケージ」が「憲法上の人権問題にもなりかねない」と指摘した。

 世界で新型コロナウイルスに対する飲み薬の治療薬を開発しているという話題。青木氏は、治療薬が開発される前に感染の第6波がくる可能性に触れ、ワクチン接種歴や検査歴をもとに感染リスクが低いことを証明する「ワクチン検査パッケージ」について語った。

 青木氏は「ワクチンを打った人、検査を受けて陰性だった人は飲食店だったりとか、公共施設に行けるようにしようじゃないかという議論」があると説明。一方で「ワクチンを打てない人、打ちたくない人」の存在にも言及し、「ワクチンを打ったことで行動ができるとなると憲法上の人権問題にもなりかねない」と指摘した。

 ワクチンを打っていない人のためには、検査を増やす必要があり「こういう議論を大いに国会できちんとやらなくちゃいけない」とした。続けて「ところが総裁選にかまけて国会も開かれていない。そういう議論が進んでいないのがいらだったりとかはしてるんです」と不満を口にした。

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