[10.2 J1リーグ第31節 神戸 5-1 浦和 ノエスタ]

 加入後6試合目でのゴール。ヴィッセル神戸FW大迫勇也は「長かったけど、まだまだ積み重ねていきたい」と安堵の表情を浮かべつつ、さらなる爆発を誓った。

 13年シーズン終了後に鹿島を離れ、海外へと旅立った大迫。そして、今年8月8日にブレーメンから神戸への完全移籍加入が発表され、約7年半ぶりにJリーグに復帰することに。8月25日の第26節大分戦で神戸デビューを飾り、5試合で先発出場を果たしてきた。ゴールがなかったが、ACL出場権を争う浦和との大一番で待望の瞬間が訪れる。

 前半8分、DF酒井高徳から届けられたスルーパスに反応してPA内に走り込むと、左足のシュートでネットを揺らして先制点を記録した。神戸加入後初ゴール。そして、J1リーグでは鹿島在籍時の13年11月30日(第33節C大阪戦)以来、約7年10か月ぶりのゴールとなった。

 ようやく生まれた移籍後初ゴール。試合後のインタビューで「高徳が一番奥の僕を見てくれて、素晴らしいパスがきたし、うまく流し込むことができた」と喜びを表すと、「長かったけど、これからまだまだ積み重ねていきたい。ヴィッセルが勝つために自分の持てる力をすべて出していきたい」と意気込みを示した。

 J復帰後初ゴールを奪うだけでなく、前半34分にはMFアンドレス・イニエスタのチーム3点目をアシストするなど、90分間ピッチに立ち続け、5-1の大勝に大きく貢献。イニエスタも「素晴らしいプレーヤー」と賛辞を贈る。

「代表選手でもあるように、彼のクオリティーをチームに存分に生かしてくれている。彼がボールを持ったときは失わない選手だと分かるし、連係プレーもすごくうまい。ゴールを決めただけでなく、最高の試合をしたと思う」

 大迫は今後、日本代表の一員としてカタールW杯アジア最終予選サウジアラビア戦、オーストラリア戦を戦う。「代表戦はまったく別物。しっかり責任を持ち、ヴィッセル神戸の代表として戦ってきたい」と力強く語った。

10/2(土) 18:08 ゲキサカ
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b444907de910f06539290f847a4399e7f420fad

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