■【図表】データで比較「次の日本代表監督候補」5人・平均年齢は48・4歳
■森保監督への批判の声も…
イビチャ・オシムの後任として就任した岡田武史以降、アルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、バヒド・ハリルホジッチと外国人監督が続いた。ハリルホジッチ監督はロシアワールドカップ前に電撃解任となり、ワールドカップ本番は西野朗監督が日本代表を指揮。日本は決勝トーナメント一回戦で敗れたものの、FIFAランキング1位のベルギーをあと一歩のところまで追い詰めた。
その後に就任したのが、現日本代表監督の森保一だ。就任後11試合連続の無敗となっていたが、アジアカップ決勝のカタール代表戦で就任後初の敗戦。続くコロンビア代表との国際親善試合でも0−1の敗戦を喫し、2連敗となった。招待国として参加した2019年のコパ・アメリカ(南米選手権)では、ウルグアイ代表相手に2−2のドローも、1勝もあげることができなかった。
ワールドカップアジア2次予選では格の違いを見せつけた日本だったが、最終予選では9月2日に行われたホームのオマーン戦でまさかの敗戦。歴史的敗戦を喫した森保監督に対して厳しい声も飛んでいた。第2戦の中国戦には1−0の勝利を収めたものの、10月の代表戦はサウジアラビア代表、オーストラリア代表と厳しい戦いが続く。ここで2連勝を収めることができなければ、森保監督の立場も危ういかもしれない。
■後任候補筆頭は?
森保監督の後任の筆頭候補として考えられるのは、反町康治JFA技術委員長だ。2001年にJ2のアルビレックス新潟の監督に就任し、2003年にJ1昇格に導いている。2008年の北京五輪ではUー23日本代表を指揮。吉田麻也、長友佑都、内田篤人、香川真司、本田圭佑、森本貴幸などを擁したが、日本は3戦全敗となってしまった。
その後、反町氏は2009年に当時J2の湘南ベルマーレの監督に就任。1年でJ1昇格へ導いたものの、翌年はJ2降格。2011年も指揮を執ったが、成績が振るわず、シーズン終了後に退任となった。2012年には松本山雅FCの監督に就任。松本を2度もJ1昇格へ導き、2019年限りで退任した。昨年3月に現職の技術委員長に就任している。
反町氏は選手の特徴を的確に捉え、自身の戦術に合った選手を起用する。また、戦う闘志を引き出すこともできる監督だ。現在は監督業には就いていないが、技術委員長として日本代表を近くで見てきた。さらに北京五輪出場権を獲得した実績もあり、日本人監督を考えるのであれば、反町氏が筆頭にあがってくるのではないか。また、前田大然の素質を見抜いたのは反町氏だ。若手選手の発掘、育成のためにも反町氏を推薦したい。
サッカー批評 9/18(土) 8:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ae9ac495e92965aad04dc73491c46081279978
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