「女性天皇は、男系女子だからいいけど、女系女子はダメ」
と言う人は、
男系女子も女系女子も、身体にY染色体がないという意味では同じだということに気づいていない。

「男系」という言葉が産まれたのは、近代軍国主義化で作られた明治の皇室典範。
軍のトップたる天皇は「男子に限る」としたかったが、
それだと過去に実在する女性天皇を否定してしまうことになる。
苦肉の策で生まれたのが「あ、あれは『男系女子』だからいいんだ!」という超へりくつ。
当時は、西欧列強がアジアを植民地にしようと狙っていたので、そういう屁理屈でもいいから通した。

明治に入ってから生まれた新奇な概念「男系」を信奉し、
男系女子と女系女子に違いがないことに気づかず、結局皇室断絶に導くのは男系派。
「男系であれば、一般人でもいい!」と言って、一般人と皇族のけじめも有耶無耶にしてしまう国賊。