前日に敗北し、優勝のために負けられない慶大2回戦。攻撃が点につながらず苦しい展開だったが、高島泰都投手(法4=滝川西)が粘りの投球で7回2失点。打っても同点本塁打と大活躍。終盤に勝ち越し点を奪い明大が接戦を制した。

◆9・11〜10・31 東京六大学秋季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

▼9・12 対慶大戦1回戦(早大東伏見グラウンド)

 〇明大4―2慶大
 「厳しい試合だった」(谷口秀斗主将・営4=広陵)。その言葉通り、序盤は苦しい展開が続いた。2回裏に重盗で先制点を献上。その後原晟也内野手(情コミ4=彦根東)の適時二塁打で同点に追い付くが、4回裏、「打席に立った後の投球で甘くなってしまった」(高島)と勝ち越し本塁打を許してしまう。
 しかし、6回表、「打った瞬間に行ったと思った」(高島)と高島に完璧な当たりの本塁打が飛び出し試合を振り出しに戻す。また高島は投球面でも5回以降は無失点に抑え、流れを明大に引き寄せた。その後8回表、四球と盗塁、犠打で1死三塁の好機を作ると金澤永輝内野手(法2=花巻東)がスクイズを決め、勝ち越しに成功。無安打で得点の形を作り一進一退の攻防に終止符を打った。

 粘り強い野球での勝利だったが、谷口は「適時打があまり出ていないので次の試合までにはしっかりと振り込んでもっと点を取りたい」と満足した様子は無い。次戦の相手は好相性の立大。リーグ戦は序盤だが優勝のため負けられない戦いが続く。

試合後のコメント

谷口

――今日の試合を振り返ってどうでしたか。

「厳しい試合でしたがエースが持ちこたえてくれて何とか勝てたという試合でした」

――今後の意気込みをお願いします。

「初戦を落として、もう負けられないのでここから次の立大戦と東大戦でそれぞれ2勝して、後半戦にいい流れで入れたらと思います」

高島

――今日の投球内容を振り返ってどうですか。

「4回に本塁打を打たれて以降は落ち着いて投げることができたので良かったと思います」

――どのような気持ちで試合に臨みましたか。

「昨日、慶大の打者が結構打っていて楽に抑えられるとは思っていなかったので、あまり気負わず打たせて取ることを考えていました」



――今日の適時打についてどうでしたか。

「チームに当たりが出てないなかで4年生がやらなければいけないという気持ちで打席に入り、インコースの球を上手に打つことができたと思います」

準硬式野球 2021.09.13
明スポ
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