9/12(日) 9:08配信
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テニスの全米オープンを制した英国のエマ・ラドゥカヌ(AP)

 テニスの全米オープン(ニューヨーク)は11日に女子決勝を行い、英国のエマ・ラドゥカヌ(18)がカナダのレイラ・フェルナンデス(19)を6―4、6―3で下して優勝。世界ランク150位が、本選の前の予選3試合を含む計10試合をすべてストレート勝ちで制して頂点に立った。

 1セットも落とさずに全米オープンを制したのは2014年のセリーナ・ウィリアムス(米国)以来。四大大会で予選を勝ち抜いての優勝は史上初めてで(決勝進出も初)、本選初出場での初優勝は男女合わせて史上4人目となった。また英国勢が四大大会を制したのは、1977年にウインブルドンで優勝したバージニア・ウェイド以来、44年ぶり。18歳302日での優勝は史上8番目の年少記録となった。

 ラドゥカヌはカナダ・トロント生まれで2歳のときに英国のロンドンに移住。父はルーマニアのブカレスト、母は中国・潘陽出身で、3回戦で大坂なおみ(23)を下した世界ランク73位のフェルナンデスも父がエクアドル出身、母はフィリピン系カナダ人とともに“グローバル”な対戦だった。ちなみに全米オープン女子決勝の10代対決は、1999年のセリーナ・ウィリアムス(当時17歳)対マルチナ・ヒンギス(同18歳)以来、22年ぶり。ノーシード同士の決勝はオープン化された1968年以来、これが初めてだった。

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