タジリが言ってたけど、コロナ前あたり、世界中で物凄いプロレスブーム、
それもインディー団体のブームが起きていたらしい

アメリカのプロレスはテレビと共に全国的にブームになったけれど、1955年に
全国中継がなくなってからは各地の地方局頼りの娯楽になった

隣の地域で誰がチャンピオンかなんて誰も知らない、各地域ごとに「世界王者」がいる、
そういう呑気なローカル芸能が70年代のプロレスだった
NWAなんていう調整機関があったのも、レスラーたちがローカルエリアを行き来する
仕事場の斡旋やギャラの調節をするため

しかし1980年代、全米を網羅したケーブルTVが出来て、ローカルエリアの調整機関
NWAは自然消滅し、全米の中心NYを本拠にしていたWWFが天下を独り占めした
ビジネスの規模が田舎のセントルイスとNYじゃケタが違うのだから当然の成り行きだった

以後PPV、DVDなどを駆使したWWF→WWEがアトランタのWCWも制圧して全米を
独占したものの、ネットの時代になって大マスコミに頼らず発信できるようになった
各地のインディー団体のレスラーたちが遂に浮上してきた

2020年代、いよいよWWE独占の時代に区切りがつくのか


1955年 全米中継無くなる→ローカルプロレスの時代
1985年 ケーブルTVで全米中継復活→NWA崩壊
2001年 WWFがWCW、ECWを買収、全米制圧完了
2015年頃 ネットで世界各地のインディ団体が活性化