フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が同国代表FWキリアン・エムバペ(22)の流出に備えて代役探しに着手し、ブラジル代表の新エースに照準を定めた。

 エムバペを巡っては今夏の移籍期限までに電撃放出する可能性が浮上しているが、PSGはすでにエースの代役探しに動き出したようだ。

 スペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「PSGはすでにエムバペのいない状況を想定している。そこでFWネイマールは、レオナルド(強化責任者)に彼のプレースタイルに似ていて、素晴らしい友情を持っているストライカーを個人的に提案した。それがFWリシャルリソン(エバートン)だ」と報じた。

 リシャルリソンは今夏の東京五輪で得点王に輝き、ブラジル代表のエースとして金メダル獲得に貢献。今後はA代表でも中心と期待される存在だ。同胞のネイマールは弟分≠フようにリシャルリソンをかわいがっており、公私ともに親交が深い。そんな盟友をエムバペの後釜として猛プッシュしているのだ。

 移籍金は5000万ユーロ(約65億円)になるとみられ、正式オファーがあればエバートン側も応じる構え。フランスの放送局「RMC」も「PSGはすでにフランス人の代わりとしてリシャルリソンを想定している。夏の終わりまでにパリに来る可能性が高い」と指摘した。

 PSGがブラジルの天才ストライカー獲りにメドが立ったことで、エムバペの今夏の電撃退団が加速しそうだ。

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